所属タレントの不用意な発言相次ぐ
ジャニーズ事務所が設置した再発防止特別チームが41人にヒアリング調査した結果、
性加害行為があったと認定されたのにもかかわらず、
いまだに若いタレントの中に、噂としては聞いていた、自分は指一本も触れられ
なかったとか不用意に発言する人がいます。
辞めジャニからのデビューするまでの通過儀礼だったという証言からは
被害にあってないことはまず考えられませんが、
運よくそういう目にあわなかったのだとしても、
それを言うことはあまりにも被害者感情を逆なですることにつながります。
私が木山氏の暴露本、および先日の調査報告書を読む限り、デビュー組が噂として
聞いていたなどというレベルではなく、
現場で自分が見聞きした確実な情報として共有しています。
その発言をした当の本人たちがほぼ全員、
ジャニー喜多川氏に被害を受けている可能性も高いでしょう。
というのは、ジャニーズ性加害当事者の会の方の「あえて嘘はつかないで欲しい」
発言からもよみとれます。
タレントにそういう発言を許すこと自体が、そういうことはなかった
はずだといまだに思い込むファンが被害者たちを中傷する
火種になるので、すぐに禁止させるべきでしょう。
会見冒頭で被害者を中傷しないでくださいとファンに呼び掛けておきながら
このような行為を誘発するとは、いったいなにを考えているのでしょうか。
被害者に早急に金銭的補償をすることが望まれる
このところ、ジャニーズ性加害問題当事者の会の勢いが止まりません。
6月に会が結成されて以降、反乱の勢いはさながら燎原の火のごとく広がり、
中国の秦の時代の陳勝・呉広の乱(※)に匹敵するものがあります。
日に日に被害者が結集している情報もあります。
被害者の会に誰でも知ってる人からも連絡がきたと平本さんが言われていたので、
現デビュー組なんじゃないかと勘繰っています。
ジャニーズ事務所としての解決策は、今まで創業者のジャニー喜多川氏
に泣かされてきた膨大な数の子供たちの上で今のジャニーズ事務所
があるわけですから、その資産のほとんどをもってして
被害者救済にあたるのが筋でしょう。
東山社長はそのような意図を言われていました。
幸い、100億円くらい払っても痛くもかゆくもなさそうなので、
従来の法律の判例主義を度外視して、手厚く補償すべきでしょう。
実際問題、性加害を受けて精神的にやられてしまって通院などになると、
いくら金をもらったとしても全く割に合わないほどの被害なのです。
精神的な痛手はそんなに外科的治療のようにすぐに治ってピンピンする
とはならないのです。
※陳勝・呉広の乱…始皇帝亡き後、最初に反乱を起こした指導者たち。
反乱は失敗したが、後に続く項羽・劉邦によって秦は倒された。
今後被害者を救うためにすべきことは何か
ジュリー氏は被害者のために誠心誠意補償をする人に見えます。それと、
ジャニーズ事務所のタレントを使って儲けた、視聴率を稼いだテレビ局が
主体となって基金を設立して、年間売り上げの何パーセント
かを被害者の会にこの先ずっと払い続けても良いくらいです。
所属タレントたちもデビューして成功したこととひきかえに、
性加害の被害を心の奥底にしまいこんでいますが、
いつかそれが表面化する時がくるはずです。
性加害をタレントが受けていることを薄々知りながらコンサートや
ファンクラブで儲けさせてしまったファンたち、その結果さらに
膨大な被害者を生み出してしまったことも構造的な原因として挙げられています。
今後弁護士会の声明が出される予定です。
人権侵害された被害者救済の適切な勧告を
ジャニーズ事務所に対して行うことが期待されます。
たった一人の性犯罪者を(それも非力な小さなおじいさん)
なぜ何十万人といる関連企業が止められなかったのか、検証もまだすんでいません。
この事件の落としどころはどこになるのか最終的な行方は
まだ誰にもわからないのです。
【メルカリ】
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