2019年にジャニー喜多川氏が亡くなって
あの時の光景は異常、衝撃的でした。所属タレントのコメントはほとんど全て喜多川氏を
礼賛する内容でありそれは理解できました。彼らにとってはビジネス上事務所に対しての
ポーズをしなければならず、世話になった社長を褒めるのは当たり前だからです。
例外的に「また地獄で会いましょう」と意味深に言った所属タレントもいましたが
ほどなくして事務所を辞めました。
あるタレントが感極まって泣いて喜多川氏への感謝の気持ちを述べだす
喜多川氏の亡くなったニュースを聞いてコメントする所属タレントの中に、
生放送の番組中に感極まって泣いて感謝の気持ちを表明する人がいました。
それを見て自分よりも40歳以上も年上の社長が亡くなったことにそんなに
感情的になるかと思って不思議で理解できない気持ちになりました。
やたらと感情を爆発させて語るので思わず見入ってしまいましたがこれは
以下でわかるとおり、洗脳、グルーミングされた状態だったのです。
「j-popの捕食者 秘められたスキャンダル(BBC制作、日本語字幕版)」が発端(後日追記分)
一連の騒動は海外のBBC制作番組の報道が発端でした。日本国内ではどうにも
ならない問題は海外のマスコミ(BBC)の外圧でしか切り崩せなかったのです。
日本のマスコミが報道の義務を放棄してその間に被害者激増するという悲惨を招きました。
日本最大の芸能事務所の社長が子供を60年以上にわたって毒牙にかけ続けた事実、
そしてそれを知っていながら全く報道しなかった共犯のマスコミの所業は
日本社会の汚点として深く刻まれるでしょう。
今でも外国人から見た全く問題にしない日本社会の光景も一種異様にみえるようです。
中田敦彦氏のyoutube動画「ジャニーズと児童虐待」を見る
中田敦彦氏がジャニーズと児童虐待という動画を出しています。登録者が516万人いて
この動画の再生回数が439万回と驚異的な再生数を伸ばしています。
だいたい知ってる内容でしたが2つ知らなかったのがジミー・サビルという人物と
グルーミングという言葉です。
ジミー・サビルはイギリスのBBCの番組司会者で長年性的犯罪をしていて死ぬまで
罰せられなかった人物です。
グルーミングは性犯罪者の行う行為を指す言葉で、本来の犬猫のするグルーミングとは違います。
これは4段階の過程を経ることをいいます。観察する、孤立させる、信頼させる、触れていく
ことでこれをされた被害者の方は次第に加害者を悪く言わないようになるのです。
それどころか加害者を褒めるようになります。今でも大好き、感謝しているとの
セリフが出てきます。異常です。犯罪者の思うつぼです。
噂を聞いたのは1995年
私がジャニー喜多川氏についての噂を最初に聞いたのが大学1年の時でした。
関西のある友人が「あれ最悪やで~、事務所の社長がホモでやられるんやろ?
絶対行きたないわ~」と衝撃発言をしたのでした。
東京から遠く離れた滋賀県の田舎の大学の構内にも噂は届いていたのです。
その時は1995年、まだ週刊文春の告発キャンペーンが始まる4年前のことです。
それ以来、タレントを被害者という目で見るようになってしまい、
「KAT-TUNへ 赤西仁がやめた本当の理由 木山将吾(著)」
という暴露本も2006年に買いました。それを読んであの事務所で行われて
いるおぞましい真実を知ることができました。
内容はとてもじゃないけどここでは書けないことがたくさん載っていました。
当時、次から次へと新しいグループがデビューしてる最中でしたが、全員が性加害に
あってるんだろうなと思うと何事もなさそうにしてるのが信じられませんでした。
あるタレントがパニック障害を発症する
そんな中、ジャニー喜多川氏の寵愛を長期にわたって最も受けていると噂のある
デビュー組のタレント(2023年在籍中)がパニック障害を発症したとネットニュースになります。
パニック障害は精神系の病気で女性に多いと言われています。
喜多川氏のそういう噂を聞いていたので、あぁ、やっぱりか、
おかしくなってしまうんだなと思いました。
週刊文春のインタビューでその時のことを聞かれるとつらくて
泣き出す人もおり、心の傷は相当深いことがわかります。
なんで問題にならなかったのか
これは事務所の力が強くなりすぎて、テレビ局との力関係が逆転してしまい
タレントがいないと番組が成り立たなくなってしまったため、
マスコミが見て見ぬふりを決め込んだことによります。
暴露本では愛人関係にあった木山氏が喜多川氏の膝の上に乗っかって記者会見に
現れても記者たちは誰も何も言わなかったとあります。
もし喜多川氏のスキャンダルを記事にする週刊誌やテレビ局があれば、
そこに今後タレントを出さないと通告すれば一発で終わります。
現社長、藤島ジュリー景子氏の謝罪動画が発表される(後日追記分)
後から後から被害者が現れ、顔出し名前出しで告発をするので、耐えきれずとうとう
社長が謝罪動画を出しました。
が、回答文面を読む限り、肝心の事実関係を認めることはなく保身に走っています。
このごに及んでまだ自分は全く知りませんでしたと嘘をついてシラを切り通しており、
批判や非難の嵐が過ぎ去るのを待つように見えます。
社長がこれでは今までの体制となんら変わることは期待できないでしょう。
まとめ
今回、岡本カウアン氏が日本外国特派員協会で記者会見を行った告発により、
BBCニュース及びNHK、民放がとりあげ、広く周知されました。
私からしたらこのことは暴露本を読んだ時に予見できており、喜多川氏が
亡くなった時、将来必ずこういった告発が再度なされると思ってました。
今までであればスルーされるところをジャニーズ事務所がタレントへ聞き取り調査をし
問題解決へのポージングをしだしたのは、岡本カウアン氏が証拠を所有している
発言をしたからです。スマホでとった現場の決定的動画があると。
そんなものが出されたらジャニーズ事務所は終わりです。
この事件は日本の闇のひとつですが今後は被害者救済への
事務所の真剣な努力が期待されます。
【メルカリ】
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