顧問先とのミスマッチ
開業当初の経験値が浅い時は、お客様は最初どういう希望を持っている人か完全にはわからず、自分とマッチするのかどうかも不明でお互いに手探りの状態で関与が始まります。
開業当初は税理士も仕事を引き受けるキャパシティがたっぷりあるので採算度外視で安く請けてしまうことが往々にしてよくあります。
仕事内容が少ないから安い価格で請けたケース
知人税理士のところに年間仕訳量がたったの100程度しかない依頼が来ました。
分量もそんなないし簡単にできると先方は主張しており自分の希望金額を押し通してきます。
格安になるが手間をかけないでいいのでそれで知人は受けたそうです。
手間がかからないことよりもその人が問題となる
ところが、その人が些細なことで延々とクレームをつける人だったみたいで。
そうなるといくら手間がかからなくて楽な仕事だとしても
クレーム対応のほうが負担となってしまいます。
安く請けて感謝されるどころか何かとクレームをつけられて往生し
請けてる金額も安いしいっそお断りするかとなったそうです。
ミスマッチの原因を分析する
不幸にして上記のようになった場合にはどうしてそうなったかを考えましょう。
最初の面談時におかしな点はなかったか
無理な値下げを要求されたのではないか
相手が払えないというので可哀想になりついつい仏心で請けてしまったことはないか
普通の人とちょっと違って雰囲気が変でなかったか
面談時にはこれらの兆候があるはずです。
そこでできるかどうかを即答せずにしばらく考えさせてくださいと保留にすることも
大事になってくると思います。
まとめ
税理士と顧客とのミスマッチはどうしても起きます。
料金改定のタイミングでそれがわかるときもあります。
入口の段階でお客様を選別できてるから自分は大丈夫、2~3年続いているから安泰だ
と思わずに適度な緊張状態でいることは
不測の事態を招いたときに対処しやすくなります。
他のみんなもこういった失敗を必ずしているはずです。
そしてこういう経験をしたときは失敗したとネガティブにとらえすぎず、
次に活かすことに注力しましょう。
編集後記
雑煮を食べて正月気分になっています。
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