会計事務所の場合は35歳までに他業界に転職するのがベスト
会計事務所には税理士を目指して税理士試験を受け続けている人が
多いことで有名です。
その場合、いつまでに資格をとればいいのか。
これは35歳までが目途となります。それ以上引きずった場合
相当時間がかかって遅れていると思ってください。
何歳から始めても同じことです。
昔勤めていた会計事務所の所長が朝礼で、35歳までに受からなかったら
他の一般事業会社の経理に転職するように忠告していました。
その通りだと思います。
というのは、35歳以上になると転職が極端にしずらくなるからです。
一般的には35歳が転職する最後のチャンスと言われていて
それまで会計事務所にいた場合は、よそに行くラスト
チャンスとなるでしょう。それ以上いて資格が取れなかった場合
人生を棒に振ることになります。
よそに行こうにも行けなくなり、結局都合よく一生そこの税理士
に薄給で使われることになります。
税理士は35歳までに資格をなんとしても取ろう
税理士試験に限っていえば、35歳を区切りに合格者
分布図はいったんピークを迎え、あとはほとんど
受かっていない状況になります。
もし20代から始めているのであれば35歳が区切りに
なるでしょう。そこまで頑張って取れなかったのなら
いったん違う人生を考えないといけません。
税理士資格を取れなかったからといって死ぬわけじゃ
ありません。他で成功すればいいだけの話です。
だらだらいつまでも受験を続けるのではなく、
自分で年齢制限を設けて死力を尽くすことも大事です。
公認会計士は何歳までに取ればいいのか
これは遅くとも31歳までには取ってください。
それ以上となると監査法人に入れてくれなくなります。
仮に入れたとしても周りは若手ばかりです。
かなり居心地が悪いことは確実で
そこから出世など見込めようもありません。
33歳で入れた人の話も聞いたことがありますが、
周りはそこから入ってもね～という目で見たそうです。
会計士は独立直結型ではないので、監査法人に遅れて
入って出世競争に乗り遅れたりするとこれまた
人生を棒に振る羽目になります。
監査法人は資格がなくても入れた時代があった
今から約17年ほど前に、監査法人の仕事が一時的に急激に増えて
猫の手も借りたい状況になったことがあります。
その時、新日本監査法人と監査法人トーマツが資格が
なくても入社させたことがあります。
ここに会計大学院卒業生が結構行きました。
その時の条件は監査法人トーマツは入って2年以内に会計士
試験に通ることでした。
2年後、通らなかった人は本当に解雇されていました。
監査法人内で会計士資格がとれないとどうなるか
ところが新日本監査法人はこういった条件がなく、
そのまま居続けることも可能でした。
そのままいて資格が取れなかった場合どうなるのか。
これは出世が全然できない結果となります。主流な部署は外され
最初から傍流の道を歩むことになります。
実際に聞いた話で、出世するには米国公認会計士か
日本の公認会計士に通ることが条件とされます。
出世どうこうの話は意外とピンとこない人も多いと
思いますが、周りの若手がどんどん昇進していくのに
入っていつまでもヒラ社員のままじゃいられません。
結局、人生を棒に振ることになります。
居続けることは可能かもしれませんが、全く出世できず
他への転職も難しくなります。やはり監査法人は
資格を取った人が働く場所です。周りもそう見てます。
監査法人は結構リストラすることがあります。
人数取りすぎて下がダボついた時に
退職勧奨という名のリストラをしてました。
具体的には仕事を入れずに干すわけです。
将来リストラされるにしても資格のない人から切られていきます。
このように将来のリスクも相当高くなります。
まとめ
監査法人、会計事務所は資格を取った人が働く業界です。
ずっと働くには資格とれてないと自分が困る
ことになります。これは考えるまでもない話です。
資格がとれなくても誰かが救ってくれてのんべんだらりと
その組織に依存して生きていけるような甘い期待、
甘い世界を夢見ないほうがいいでしょう。
逆に資格取らなくてもその世界でずっと食っていける
のなら、別に資格なんか苦労して取らなくて
いいとなるはずです。
現実には全く出世ができないことや雇用者にいいように
使われたりと相当厳しい将来が待ち構えています。
この業界で生きるなら資格がないと話になりません。
それを肝に銘じて甘い話などないと思った方が
無難です。
