芸能人が税理士に財産を預けて一文無しになるのをみて

武田修宏さんは親戚の税理士に全財産(1億5千万円)を預けていた

プロサッカー選手でタレント活動をしていた武田さんは現役の

サッカー選手時代に親戚の税理士に全財産を預けていたそうです。

親戚だから安心だろう、と。税理士だから間違いないだろう、と。

そしてその税理士の方がパーキンソン病にかかって自由がきかなくなります。

車いす生活になってしまった税理士をみて、大変だろう

から自分でやるかと管理しようとします。

100%税理士のせいで全財産を喪失する

税理士の方が長年資産運用を引き受けてくださっていたので

さぁ、いかほどの金額になったの

だろうかと少し心が躍っています。

ところが、ふたを開けてみたら残高がほとんど残っていません。

脳みそ真空状態。瞬間視聴率90%越え。

信じられないことにすべての財産がなくなっていたのです。

その額、1億5,000万円。全額があとかたもなく露と消えました。

すべてが株に突っ込まれていて溶かされてしまったのです。

芸能人あるあるな話だなと思いました。

全財産を失ってさらに仕事クビになるが巻き返す

悪いことは重なります。ちょうどその頃33歳でサッカー選手キャリアの

終盤を迎えていた武田さんは戦力外通告を受けてしまうのです。

泣きっ面にハチとはまさにこのことです。

しかしその後、海外へ挑戦し、帰国してからはタレントとして転身して

大成功をおさめています。人生なにが起こるかわからないものです。

この逆境をばねに乗り切る武田さんは凄いとしかいえません。

税理士は全員、資産運用のずぶの素人しかいない

芸能人やスポーツ選手が親戚にお金を預けて運用を任せる

ことはよくあることです。親戚となると悪くはしないだろう、と。

それが税理士という堅い仕事をしているとなるとなおさら

信用できるとなります。普通の人は一発で信用すると思います。

でも、税理士も人によると思います。資産運用に関して年に何回も

報告すると約束事を決めるなどしておかないと、

信用できる仕事をしている人でも信用できなくなります。

税理士だからといって信用はしないようにしましょう。

そのまま保管させるならまだしも、運用を任せるのは危険すぎます。

資産運用に関しては税理士はド素人でお金をする可能性が高いです。

どうやったら人から預かった財産を擦る(スル)のか

税理士が株式運用ですべてをなくしたとありますが本当なのでしょうか。

バカラ賭博でもないのに。

これについては本当だと思います。

株式に大金を投じると毎日相場はものすごく変動します。

プロの投資家でもない限り、年間運用利回り3%ですら達成するのは

至難の業で、その多くは目減りさせる羽目になります。

そして負けがこむとそれを取り戻そうと素人は余計に大金で

勝負しにかかるので加速度的に財産は減っていきます。

かくして気づけば手持ち資金が80分の1とかよくあることです。

他の芸能人やスポーツ選手、会社が使い込まれた例

このような使い込み被害は武田さんに限った話ではなく、

若くして大金が手に入るスポーツ選手や芸能人

には枚挙にいとまがありません。

会社が資金を社員に使いこまれるケースさえもあります。

2024年に発覚した大谷翔平さんの通訳の水原氏が24億円の使い込み

直近で一番有名なのは大谷翔平さんの通訳である水原一平氏が62億円を

バカラ賭博ですっていたことでしょう。

銀行口座からの送金額は24億円だそうです。

大谷さんの海外の銀行口座を開設時から委託され、資金管理の

すべてを任されていたと言われています。

2021年に発覚したソニー生命社員による170億円の横領事件

ソニー生命の社員の男が海外子会社の口座から自分の米国銀行口座へ170億円

を送金し全額をビットコインに換金していた事件です。

FBIにより米国の口座から全額回収されたとき、ビットコインの相場が変動して

207億円回収できてしまったといいます。ビットコインの運用利益の37億円は国が

没収することになったそうです。

2014年に発覚したボクサーのフェリックス・トリニダード氏(プエルトリコ人)の資産管理人が74億円(6300万ドル)の使い込み

資産管理人によりプエルトリコ債券に投資された全財産6300万ドルが、

プエルトリコ債券がデフォルトすることにより

紙切れになり、74億円(円換算)が水の泡と消えました。

フェリックス・トリニダード氏は破産申請をする羽目になりました。

2010年頃に発覚した新庄剛志氏の資産管理人による22億円の横領事件

プロ野球のスタープレイヤーとしてならした新庄さんが現役引退後の余生を

バリ島で過ごそうとするさなか、資産管理人である母親の知り合いの実業家に

17年にわたって使い込みをされていた事件。

この事件がなければ日本に戻って監督業をしてなかったとのこと。

1998年に発覚した矢沢永吉氏の会社の責任者と経理部長による35億円の横領事件

矢沢永吉氏が海外進出のために外国に作っていた不動産賃貸会社

の責任者と経理部長が結託して会社の金を横領し、

勝手にリゾート開発の担保として使い、

リゾート開発事業に失敗し全額なくした事件。

矢沢永吉氏は2004年に自力で借金完済しました。

資産運用の成功例:歌手の元19(ジューク)岡平健治氏が大家のおばちゃんに5千万円預け資産を4倍以上に増やす

歌がヒットしても月給制では少ないので歩合制に変えたとたん5千万円が

転がり込んできた岡平氏。当時住んでいた賃貸の大家さんでおかあちゃんと

慕うおばちゃんに打ち明けると、「そんな大金あんたが持っていても

だめにする。私が運用するから預けなさい」といって全額を封印しました。

その後おばちゃんの指南通りに運用するとあれよあれよというまに

うなぎ上りに資産が増加していったそうです。これはかなりのレアケースです。

まとめ

いずれも当初は信頼できるだろうという人物に大金を任せていたら

いつの間にか全額なくすという事態になっています。

特にスポーツ選手は自分の仕事に集中しなければならず、自分の財産を

きっちり管理する時間がありません。そういう細かい性格だったら

スポーツ選手として成功しません。

ですから避けようがないともいえます。あとからああすれば良かった、こうすれば

などは後づけでいくらでも言えるからです。

預けた人に年間数回の報告をしてもらう案もありますが、いくらでも虚偽の

報告ができるうえ、短期間で財産をする人はすりますから

結局のところ、自分の財産は自分で管理するしかないのです。

MS-Japan

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