進学校に進学して
今振り返ると中学受験をして進学校に進学できたことは貴重なことだったと思います。
私にとっての第一志望のその学校は、
広島県内のさらに上位の進学校を落ちてくる人のたまり場でした。
それでも中学1年の時、その上位の学校を受験しなかった私は
授業についていけるか不安で不安でしょうがありませんでした。
それを打開できたのは親に塾に入れられたことでした。
最初は自宅近くの英語塾にいきなり入れられました。
部活に間違って入ってしまう
中1の頃、体も小さいのにバスケットボール部に入ってしまい苦労しました。
バスケットボールが何人でやる競技なのかも知らずに、身長も低いのに。
学校も朝から夕方まで授業をみっちしする進学校で授業進度も結構早かったです。
バスケットボール部は本格的にやる部活で、毎週他校に試合に行くと
いう熱心ぶりで、背の低かった私はレギュラーとは無縁でつまらなかったです。
この慣れない体育会の部活で、上下関係やチームとはどういうものかを学べました。
部活を辞め、急激に成績が伸びる
中学2年に上がる時、あまりに部活が自分と合ってないと気がつき
辞める決心をします。辞める時に同じ部活の人たちに罵詈雑言を浴びたりしました。
しかし、ここで転機が訪れます。
自宅近くの英語塾は進度が遅かったので辞め、
今度は学校の近くにある塾に強制的に入れられ、週に2~3回
学校帰りに通うことになったのです。
そこは個別指導塾に近い塾で、学校の授業でわからなかったところを
聞くというスタイルでやってました。
部活のストレスから解放された私はそこでめきめきと力をあげていきます。
176人中、3位の成績まで上り詰める
それまでは学校内の順位は30番程度をさまよっていました。
それが、学習塾に通い個別指導を受け地道にわからない論点をつぶして
演習をしていく中で、中2の前期テストで10番台へと上がり、
とうとう二学期には3位にまで上り詰めたのです。
このことは大きな自信になりました。
この時1位にいた友人は現役で国立大学医学部に行きました。
気がついたら中学入学時には明らかに負けていた他の生徒よりも
辞めた部活の誰よりも、学力で実力で勝てる状態になっていたのです。
こういった調子で中3はまた少し成績は落ち着いた状態で終わりを迎えます。
高校受験はなし、エスカレーター式のデメリット
この進学校を選んだ一番の利点は高校受験がないことでした。
よけいなプレッシャーを感じることもなく、ストレスなく自動的に
高校に上がれてしまうのです。
そのため、成績が中だるみしたまんま、緊張感がゼロのまま高校に
進学してしまうデメリットがあります。
ある日この高校の入試を学校側が突然生徒全員に受けさせたところ、
合格点とったのがたったのひとりという体たらくでした。
外部から同じ数だけ受験して入ってくる生徒たちがいました。
高校入学し、再度部活に入り迷走することになります。
高校に入り少林寺拳法部に入りハマる
当時ジャッキーチェンが流行っていて、自分の学校に少林寺拳法なる部活が
あることに気がつき、なぜかやってみようと思ったのです。
今考えるとこれが一番ダメでした。全く勉強しなくなってしまったのです。
高校になるとやる内容も難しくなり、どんどん成績も下降していきました。
肝心の部活でも目立った活躍ができたわけでもなく、完全に自己満足に終わります。