会計事務所をクビになる人を見てショックを受ける
確か33歳の時でした。1年間みっちし勉強してあまりの難しさに落ちたと確信し、
こんだけやっても無理ならもう絶対無理だ、ここらが潮時だなと思い、
全力で転職活動に転身することにしたのです。
会計業界を去る決心をしたきっかけは転職活動をして最初に決まった
会計事務所で入れ替わりで辞める人に理由を聞いたら実はクビになっていた
ことに衝撃を受けたことです。
心底この業界に失望してよその世界に行こうと思いました。
急に過疎地の公務員になろうとする
転職限界年齢の35歳までまだ時間はある、公務員の中途採用を
求めて全国を検索して友人に相談しました。
そのうち一つは確か島根県の隠岐の島の公務員でした。
あの後醍醐天皇が流された島です。
あまりに過疎地に行こうとするのでさすがに止められ、
行ったら絶対に後悔すると言われました。
当時は東京で転職活動してました。
関東圏の非営利団体、一般社団、財団法人を片っ端から受けていく
わかった、じゃあ田舎には行かない、
都会の片隅で余生を過ごすわと言って今度は公務員の天下り先
に狙いを定め、片っ端から受けていきました。
原子力系の○○センター、千葉県の作った産業団体、学校法人の事務、
青年会議所、地方の商工会、神奈川県の科学財団等など
色々受けたのですがどれも落とされてしまったのです。
公務員系の団体は雇用も安定しているし人気なんです。
4カ月くらい転職活動をしていて千葉県のある団体の筆記試験を受けているときに、
ものすごい数の受験者がいて、SPIもどきの訳の分からない試験を解きながら
「俺、こんなとこで一体なにやってんだろ」
といい加減うんざりしてきたのです。
こんな訳の分からない試験で落とされるくらいなら、いっそのこともう一度
自分がやってきたことで勝負しようと思い始めてきたのです。
藁をもすがる気持ちで転職活動をするもどこも決まらなかった
とはいえ、目の前の転職先に全力で就職しようと活動はしていました。
もう同級生は働いている、ここで転職できなかったら人生終わるという覚悟です。
20団体以上は受けたと思います、面接にも進んだのもあったのですが、
そこでもことごとく落とされます。
面接でも必死にもう資格に未練はありませんとアピールします。
それでも資格試験をやってましたとなると長く働いてくれない
人材と映るようでした。
そうはいっても資格の道を捨てた以上、どっかに取って貰わないと困ります。
私はヒーヒー言いながら藁をもすがる気持ちでどっかないかとハロワに足しげく
通っていたのでした。
全ての転職活動先から拒否されるという現実
自分ではどっかに決まるだろうとその時は思っていました。
ところが、半年たっても決まりません。そこからもう3カ月たっても決まりません。
1社も内定出ずという結果に終わりました。
税理士試験をドロップアウトすると社会復帰すらできない
という現実が待っていたのです…。
いったい俺の人生どうなるのか…真剣に悩みました。
ここまでが今回の話の内容です。
編集後記
最近ユニクロのUTを買うのが趣味です。最安だと1枚390円です。
白Tならば柄はどんなものでもかまいません。
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