専門家は相手の立場に立たないことが大事な場面も多々ある

ある友人の経験談から、医師の場合

私の友人に医師がいるのですが、彼から以前、研修医としての経験談を聞きました。

心療内科(精神科)の研修に行った時のことです。

入院病棟に主治医が巡回して患者さんの様子を見に行きます。

と、その時、精神的に不安定な患者さんが

ガーーー、っとなにかをわめきたてて主治医に詰め寄ってきたそうです。

随行していた当時研修医だった彼はびっくりしたそうです。

ところが、その主治医は微動だにせず

その患者さんがわめきちらすのが終わるのを待って、ひとこと

「おだいじに」

と肩にポンとふれて言ったそうです。

それ聞いて

「すごいねそれ、まさにプロの技だね」

と言いました。

その患者さんからはいつもそう言われてて言われ慣れてて慣れっこになっていた

のかもしれませんがそれにしても完璧な対応です。

相手と同じように騒ぎ立てたり動揺していては医師としての仕事はできません。

税理士の対応も立ち位置が大事

税理士として仕事をしていても立ち位置は非常に大事です。

なんでもかんでも言われたらホイホイとサービス外のことまでやってあげたり、

呼ばれたらすぐさま飛んでいく、というのも考え物です。

給付金、助成金の作業にしても、

早くしてくれ、いつ入金なんだとせかされたとしても

時間がかかるものはかかるんですと

はっきりと言うことが相手のためでもあります。

ただし、言い方には十分注意してやわらかくお伝えしましょう。

弁護士の先生に相談した結果が自分に不利だとしてもありがたいと気がつく

私が以前弁護士の先生に相談事があって電話した時、私の立場に気を使って

いただきながらも、最後はハッキリと私にとって不利なジャッジを下してくださいました。

それに対しては、プロの仕事として感謝しかありません。

なんで私よりに都合よく考えてくれないんだとの不満は全くありません。

むしろ、相談事にケリをつけてくださったのですから有難いわけです。

専門家に相談する、仕事を依頼するということはそういうことです。

まとめ

依頼人はえてして自分の都合よくコトを運ぼうとするのが人情です。

しかし、専門家に求められているのは、できることはできる、

できないことはできない、時間がかかることはかかると

場合によってはハッキリと伝えることが仕事になってきます。

それをお伝えしてそれでもなんでなんだと言われることは

普通ないかと思いますが

そこを説得、納得させることができるのも力量でしょう。

編集後記

オリンピックをみて思うところもありますが、今は書かないほうがいいでしょう。

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