第5位 公務員になる
会計士、税理士を取得すると、国税不服審判所の国税審判官(特定任期付職員)に応募することができます。これは任期つきですが公務員です。
会計士、税理士は他にも警察官(財務捜査官)に応募して警察官になることができます。
こちらは巡査部長の階級からスタートするようです。
一時期、会計士を取った人が就職難でやむなく国税専門官を受けて税務署に入る人がいました。
この人達は景気が回復すると監査法人、一般企業に転職するケースが多いです。
第4位 予備校講師、予備校ビジネスをする
予備校講師になる
その資格の取り方を知っているのは大きな強みになります。
会計士の方など見ていますと監査法人が合わずに辞めても予備校講師だけはずっと続けている方をよく見かけます。
税理士も独立当初はアルバイト、副業感覚でお世話になった予備校講師をしている人が多いです。
この場合必ずしも独立開業が軌道に乗らないからずっと続けているわけではなくて、教えるのが純粋に好きという人が多いです。
資格試験予備校の経営をする
TACの斎藤学院長がこのケースでした。
ある意味会計士合格者の中でも最高の成功者と言えます。
会計士合格者多しといえども学院長ほど成功して財をなした人物はあまりいません。
第3位 大学教授になる
これは租税法や会計学の分野の教授になる道です。
普通はなかなかこのルートはないので第3位にしましたが一番ステータスが高いです。
このルートを辿るためには最低でも大学院の修士号は取得しておく必要があり、実務の傍らなんらかの目的で大学院への進学が必須となってきます。
大学教授への道は通常はそのまま博士課程単位取得満期退学という形であいている大学の講師になるのが王道です。
しかし資格をとりながら修士、博士課程に進学していると膨大な年月が必要です。
この過程の中で博士課程を途中退学してでも早い段階で大学講師に就けないとなれないでしょう。
会計大学院の教授には会計士資格保有者が何人もいました。
第2位 ユーチューバー youtuberになる
最近急増しているのがこの人達です。3つのパターンがあります。
ビジネス系ユーチューバーとして登録者増を目指す
広告収入の元になる登録者獲得を目指して本格的にやっている人とそうでないパターンがあります。
実務内容をかなりわかりやすく解説しており、税理士の知識を応用しています。
視聴者の望む、給付金、税法改正などの最新の情報がフォーカスされます。
この分野はすでに何人かが先駆者になっていますので、今からやると後発となります。
変わった経歴を活かして個性をだすことでエンタメ系に近いこともできます。
この路線の方々は本業の事務所経営の比重をかなり軽くしつつあります。
登録者数にとらわれず、マイペースでやる
こちらは自分の事務所の宣伝、自分を知ってもらうために開設しています。
広告宣伝費としてはタダですから有効な戦略です。
ユーチューバー収益は全く考えていません。
税理士法人、税理士事務所が採用活動の一環としてやる
最近発見したもので、税理士法人が採用を有利に進めるためのみに受験生向けに開設してるチャンネルもありました。
これは採用コストもかからず、なおかつ事務所のアピールもできて良い戦略だと思います。
第1位 独立して税理士業をやる
これは税理士、会計士資格をとってそれを元に独立して商売をすることです。
税理士業は商売になってきますので、商才がある程度ないと成功しません。
税法などの知識が豊富な学者肌の人が全く顧問先を獲得できないことや、
実務全般の経験を十分に積んでいるのに独立後また勤務に戻る人など
意外に思えるかもしれませんが皆かなり苦戦しています。
これは商売の基本である営業を軽視して研究してこなかった、一切やらなかったので
商売が軌道に乗らなかった典型的な例です。
税理士業のみでなく、執筆業、youtuberなどと組合せるのも効果的です。
編集後記
急に寒くなってきて、新幹線のダイヤも乱れているようです。PCR検査陰性でした。
お餅もべったら漬けも玉子焼きも買えました。