どういう働き方がしたいか
今いる自分がどうしてこうなったかをひもとくには過去をたどることが大事です。
私のキャリアのスタートは巨大な組織の末端から始まりました。厚生労働省傘下の病院の事務員です。そこでは準公務員として俸給表もあり、年功序列で転勤も頻繁にあるところでした。部署間の異動もあり、いわゆるゼネラリストを養成するところで、一般的な他の企業とほぼ一緒の体系でした。
その中で、終身雇用も保証されており、一生そこでやっていくかどうか悩んだのですが、今の自分にしかできないこととして資格にチャレンジしてスペシャリストに転向することを決めました。決め手は一つは将来の自分がだいたい予想ついたこと、二つは組織があまりにも旧態依然としたところで変革が全く望めなかったことです。未来の自分は理想とはかけ離れていました。
スペシャリスト転向は至難の業
といっても、日本ではスペシャリストとして生きるにはごくごく限られた道しかありません。一つは仕事で技術を身につけ、その道一筋で生きていくこと。SEなどが該当します。もう一つは資格試験を受けて独占業務をしている職種につくこと。ゼネラリストとして働いていたので、技術は全く身についていません。
一から資格を受ける道しか残されていませんでした。その資格が人にもよりますが長期間かかるもので、間口は狭いです。最終的に運も必要となってきます。スペシャリストに転向することは一般的ではないとみなされ、外部からの理解は得られにくいです。
スペシャリストに転向してから
ゼネラリストとして働いていたころは雑用もたくさんあり、自分の仕事にやりがいを感じることはなかったのですが、スペシャリスト(税理士)に転向すると知識と経験が蓄積されていき、それがダイレクトにお客様の役に立つことが実感できます。そして、いったんスペシャリストになると、今度は同じスペシャリストが競争相手になります。横一直線上に並んだ状態になるからです。誰がやっても仕事の結果は一緒とよく言われる現象が起きます。
ここで諦めてはいけません、重要なのは違いを出すことです。同業でも人がやらないことをやることが一番大事です。自分でHPを作るとか飛び込み営業してみるとかです。常識にとらわれず今までチャレンジできていないことがあったら是非やってみましょう。
まとめ
ゼネラリストとして働くかスペシャリストとして働くか決めるにはどちらも経験してみましょう。キャリアチェンジしてスペシャリストになると決めたら長期戦を覚悟し、仕事では経験値を優先しよう。独立する前からも営業、ITなど積極的にチャレンジしてみよう。
編集後記
ブログを通じて自己紹介がてら記事を書いていきます。自分の経験談もたくさんお話するつもりです。この仕事で遭遇したことも含め少しでもお役にたてること、ちょっと面白いことを書いていきます。