ひとり税理士は毒舌系税理士ブログがもたらした悪影響を払拭できるか

匿名の毒舌系ブログを楽しんでいた過去

受験生時代、娯楽がなかったので、ある税理士さんの匿名の毒舌ブログを読むことを日課にしていました。

一つ目の不定期で更新されるそのブログは人気があり、実務家特有の論点もあり、

時事ニュースにも強く毒舌的な批判をするさまが心地よくさえありました。

よくぞ言ってくれた、と。

気分がスカッとする、と。

さすが、鋭い視点だな、と。

感心していたのです。

実際にその人はそのブログでアフェリエイトでかなり稼ぎがあったそうです。

もう一つの毒舌系はこれまたものすごく、

年収のために私生活をどれほど犠牲にしているかを

熱心に説いていて、とにかく自慢のオンパレードのブログでした。

ワーカホリックの権化のような人で、

そういう調子でやるので最後は家庭崩壊して離婚されていました…。

読んでいて面白いけど全く尊敬できないと思いました。

人の文章が自分の文体に乗りうつる

その当時、ネットで日記を書くことが流行っていて時事ニュースなど読み

自分も意見を書いてみようとしました。

それを今読み返すと、とてもじゃないですがもう人目にさらすことができませんでした。

なんでこんな攻撃的な文体になっちゃってるんだろうと思い返すと丁度その人達のブログを

愛読している時期とぴったり重なっていたのです。

なぜ毒舌系ブログに惹きつけられてしまったのか

これは私が受験生の時だったので、その人が自分が目指す税理士資格を持っている

ことで盲目的に信じ込んでしまったことが大きかったのです。

自分が目指す立派な資格者の書くことなので間違いないだろう。

税理士が社会の矛盾点を批判することは正しい、積極的にするべきだ。

税理士が芸能人やプロスポーツ選手のでたらめな私生活を批判することは正しい。

もっと怠惰な政治家にも上から目線で見下ろして注意、指導をするべきではないか。

と間違ってワイドショーのコメンテーター的なものを期待してしまったからです。

毒舌系はなにも生み出さない

ですが、それは大きな誤りでした。

上記の毒舌系税理士ブログはあまりにも個性があったため、思わず読んでいたのですが、

その人は気晴らしにブログをしていただけで、結局税理士業は大して成功しなかったそうです。

毒舌系はなにも生み出さないどころか、間違った思想を広めてしまいます。

ワイドショーのコメンテーターがいう意見なら適当に聞き流しておけばすみます。

ですが、毒舌系ブログはかなり多くの人に読まれ、そしてその人に悪影響を与えます。

それに毒舌系批判は実名を出してテレビに出て堂々と言うべきじゃないかと思うのです。

もっともそんなことをしたら炎上するのはわかっているのであえて匿名にしているのです。

超辛口評論家としてお金をもらってテレビで仕事としてやればいいのにそれをしていない。

今から見たらこれだけでもあまりのめりこむようなブログじゃなかったと思います。

目指すべきブログの方向性

幸い、去年ブログを始める時に探して読んだひとり税理士さん達のブログは

文体も穏やかで知的なものが多く、こちらは読んでいて安心感を感じます。

毒舌に染まり税理士本来の個性をゆがんだ形で世に放ってはいけません。

適度に価値提供ができているブログで

読んでみて人柄が感じられ、あぁ、この人なら仕事頼んでもいいな

と思ってもらえるような文章を書けるのならそれが一番だと思います。

そのためにはできるだけ穏やかな文体、丁寧な文体を心掛けるべきだと思います。

そういう文章を書いていると自然と話すときもそういう人になれます。

今からでも過去にいた毒舌系税理士達の悪いイメージを直していきたいと思ってます。

編集後記

冷凍の今川焼5個セット250円を発見しました。あずきあんとカスタードクリーム味があり、毎日食べられます。これを探していたというものが見つかった時、嬉しいものです。

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