取れる資格は全部取っておいたほうがいい
資格取得はものすごくエネルギーのいることです。勢いも大事ですので取れる時に駆け抜けることでチャンスをものにすることができます。私も税理士資格は取れると踏んで次に会計士を取ろうと思って会計大学院に入りました。その時は資格をどんどん取ることしか考えていませんでした。
資格取得の原動力はハングリー精神
人はなんらかの動機がないと資格を取ろうと思いません。私がTACニュースで読んだ実務家のエピソードで印象的だったことがあります。あるベテランの会計士の先生が顧問の会社を監査していて法律上の知識もあったのでそのアドバイスもしていたそうです。
そしたら、ある時企業の経理部長に「先生は弁護士でもないのに法律のアドバイスをするのはおかしくないですか」と言われ、カチーンと来たそうです。
いくら正しい知識を持っていてアドバイスができても、その分野の資格がないと絶対に認めない人がいます。それでその先生はなんと弁護士資格をその後取ったそうです。
ステータスが上がるか
私の周りでもステータスが高いからという理由だけで会計士を受けている人が多かったです。しかし難関資格の場合は1つ取っているとすでにステータスは達成されていますので2つあるのとさほど変わらないでしょう。
資格を取れる人のタイプ
普通の人は勉強は嫌いです。その中でも嫌でもできる人、頑張れる人が通ります。ただ、長引きます。1つの資格に長引く人はダブルライセンスがそもそも実現できません。
学者肌の勉強好きな人が強いです。かなりの短期で取ってきますので強敵です。勉強をやっていて苦でない人も稀にいます。そういう人もかなり短期で取れます。こういう人達は大きなチャンスがあります。
受験終盤では合格率、出題問題などの運に左右されることもあります。たとえば今年の司法試験の合格率、法科大学院卒だと40.87%です。従来は2%~3%だったはずです。根本的な制度が変わると合格者も激増します。
取る資格は商売上有利になるかどうか
組み合わせ的には税理士と会計士、税理士と社会保険労務士、税理士と不動産鑑定士を見たことがあります。
会計士は30代前半までに取らないと監査法人に入れず、また途中のキャリアチェンジが結構難しいです。一時期会計士の合格者数が激増して監査法人内で人数があぶれて思いもかけないキャリア(退職勧奨)を強いられている人を結構みました。
私の大学の同級生で会計士の看板を下ろして全く違う仕事をしている人もいます。
会計士はダブルライセンス保持者の特権として途中から税理士に転向することもできます。監査法人→中堅税理士法人→独立が王道のキャリアでしょう。2つの資格を同時に活かすことはできませんが、組織を渡り歩くパスポートになります。
身近な例で商売上、上手くいってるのは税理士と社会保険労務士のダブルライセンス所有者でした。これは補助金関係を担当することで補助金からの成功報酬を得られることが大きいです。
税理士と不動産鑑定士のダブルライセンス所持者の手記も読みましたが、まずほとんどそういう人がいないことから不動産関係にかなり強いことで、大きく稼げることが期待できます。
まとめ
税理士資格を取った時に専門学校が次から次へさらに資格を勧めてきました。実際に司法書士を検討しましたが、合格体験記の女性の方が疲れ果てた表情で「苦節5年…」と書いてたのでキツそうだなと思ったのと、苦労の割に仕事でのフィーはないと判断してやめました。
結論としてダブルライセンスは仕事上の効果はあります。ただ、コストパフォーマンスを考えながらとなると慎重に選ぶべきでしょう。
編集後記
ブログを作成するのに最後のアイキャッチ画像を選ぶのが楽しみとなっています。今日はどういう画像にしようかな~と。記事内容にあった画像なかなかないな~とか、そういう作業は今までしたことがなかったので新鮮です。
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