無意識のうちにしていることを分析する
人間は目で見たこと、耳で聞いたことを無意識のうちに覚える習性があります。
商品の広告はそれを利用してまず最初にテレビCMを目で見させ、音を流します。
最初は興味がないことでも、繰り返し見ているうちに欲しくなったり、
音楽もサビの部分だけでも繰り返し流れると自然と覚えて
聴いているとだんだんと歌いたくなります。
以前の職場で無意識のうちに覚えたこと
以前、病院の会計窓口で毎日300~500人の患者さんの名前を呼んでいたら
ある日、自分が患者さんの名前を覚え始めていることに気がついたのです。
その時は、全く覚えようとしていなく、むしろ覚えても意味ないから
意識的に覚えないようにしていたのにも関わらずです。
その時、毎日繰り返し同じ行為を行うと人間は無意識のうちに記憶してしまうんだと
ハッキリと自覚できたのです。
無意識の行為を習い事や試験に利用する
以前私が試験のことで追い込みが最も重要と書いたのですが、
これも毎日連続で勉強することで無意識に記憶したことが
維持され続けることをやっていたのです。
よく予備校では問題集を繰り返し解くように勧められますが、これも
一度忘れてしまったことを記憶の定着の力に頼って脳に刷り込ませることを
言っています。
つまり、毎日同じことをすると人間は興味がある、ないに関わらず
無意識に記憶する力があるのです。
無意識の記憶に気がついている人はあまりいない
ところが、普通の人はこのことに気がついている人はあまりいません。
なぜかというと、日常生活ではいろんなことを常に同時に行っていて
自分の興味のあることだけを覚えようと意識していると思っているからです。
なので、覚えたことは自分が意識的に注意したことだけだと思っています。
無意識の記憶力のために封印したこと
無意識に記憶できるのであれば、これを分析すると頭の中の記憶量には
限界があるので、関係のないことは極力排除することで効果が出るはずです。
具体的にはテレビで流れる情報量や、街で流れる音楽です。
以前はテレビを毎日見ていて、そうしないと取り残されるし見ないと
駄目だと思っていました。最も価値のあるニュース番組だけ
午後7時と午後9時の30分だけ見るようにしていました。
しかし、これも最近ではしていません。なぜかというと新しく始めることの
邪魔になってしまったからです。ネットニュースの文字で読めば十分で
最近はそれすらも余計な情報と思っています。
新しく学習することの為に効果的なことは
テレビを見ることは真っ先に封印すべきことでしょう。
受験の追い込みの時も全く見ていなくて、当時なでしこジャパンが優勝したことも
当分の間知りませんでした。
あとは音楽も何回も繰り返し聴くと頭の中でリフレインされるので
完全にシャットアウトするほうがいいでしょう。
私の場合新しくやることが英語なので単語の暗記に無意識の記憶力を
利用しています。覚える気がなくても毎日見ることで頭に記憶することができます。
まとめ
大学に入った時に、友人達にいろいろ聞いていると、受験の時は、
受験と関係のない新聞や本を読むのを避けていた
と言ってる友人が1人だけいました。
関係のないことを覚えたくないのでと言ってました。
大正解だと思いました。普通の人はあれやこれや趣味などを捨てきれず、
無意識の記憶や記憶の定着力をおろそかにしがちです。
でも、できる人は元々記憶力が良いのではなく、
余計なことをしていないのだと思います。
つまり、何か新しことを始めるためには趣味や好きなことを捨てないと
上手くいかないことが多いのです。
それは人間の記憶量が一定なので、詰め込むことを意識的に選別
し、そうでないことは排除しないといけないからです。
編集後記
もうそろそろセミが出てくる季節です。あと一降り雨が降ったら出てくるでしょう。
今度はやる気がでない、モチベーションの話を書きたいと思います。
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