会社の売上が減ったらすぐに対策すべきこと

役員報酬を減らそう

会社の売上が決算の時になって大幅に下がったことがわかったら、

一番最初にやることは役員報酬を減額することです。

これは株主総会議事録を作成し、年金事務局へ月額変更届け

を提出することでできます。

給料を減らすことで会社から出ていくお金を減らせます。

と、同時に支払う社会保険料を減らすこともでき

大幅にコストカットが可能となります。

売上が急激に減ることはたいてい大幅な赤字になります。

そうすると繰越欠損金という赤字の累積額がたまるので、

経費を少なくしても法人税額は変わらないのです。

売上が多かった頃の癖で経費をかけたら節税

になるという幻想をすぐに捨てましょう。

事務所にかかる家賃をすぐに下げよう

そして借りている事務所の家賃も固定として

かなりの負担になってくるはずです。

最近はシェアオフィスを借りている社長も多いのですが、すぐに

見直して個室から退去してコワーキングスペースのみにするとか、

もっと廉価なシェアオフィスにヤドカリのように移転することが

効果的でしょう。

事務所を移動することは見栄もあってなかなかとりかからない人が

多いですが、案外誰も人の事務所のことなど気にしていません。

なお、税務署からの郵送物は転送されません。移転先のオフィスが

決まらない時は自宅を郵送先とする異動届を出しておきましょう。

東京都内でお勧めなのはBIZcomfortが展開するシェアオフィスです。

全国に172拠点もあります。東京都内ではレンタルオフィスが

ものすごい数で増えていて、過当競争の状態にあります。

これは社長が安くオフィスを借りるチャンスでもあるのです。

携帯の料金を見直そう

前回の記事でも提案しましたが、

携帯電話の料金をかけすぎている

人があまりにも多すぎます。

東京都内であれば、極力ゼロを目指しましょう。

高額なiPhoneの分割代金や通信大手3大キャリア、

たとえばドコモへ月1万円以上支払うことはタダの浪費です。

都内であれば楽天モバイルのアプリ、楽天リンクで十分通じます。

通信費を払うことが馬鹿らしくなるはずです。

銀行口座も見直そう

銀行口座については取引先との兼ね合いもあるので

一概にはすぐに変更できるとはいえません。

しかし今使っている銀行口座が法人インターネット

対応だとしたら月々費用はかかっていませんか。

これも無料のところがあるのですぐに変更しましょう。

自分の会社の規模が小さいのに高い手数料がかかる

銀行にしているとしたら、それはただの無駄な経費です。

今度にゃんこ会計のホームページの記事にしますが、

お勧めの銀行口座を提案します

ので参考にしてください。

まとめ

売上が減った時、こういった対策をとれてない人が

多すぎます。

大ナタを振るってドラスティックに改革しないと

小さい会社はすぐに傾きます。それまでの売上の感覚で

経費を使い続けるとすぐに資金がショートします。

たいてい、税理士は気がついて助言するのですが、

なかなかいう通りにすぐに行動できている人は

少ないです。

是非、税理士の先生に相談して固定費削減

しましょう。売上の範囲内におさまるように

行動することは恥ずかしいことではありません。

見栄を張って大盤振る舞いをすることのほうが

よほど怖いことなのです。

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