大学生の仮面浪人は効果的か

約6億6000万円で落札されたアフリカ中部ガボンの部族の仮面

大学生で仮面浪人をしている人はほとんどいない

ちょっと最近昔のことをさかのぼって思い出しながら、現在と

リンクさせる作業をしています。そんな中、仮面浪人をしている

人が現在でもいることを知り、思うところを書きます。

大学に入って仮面浪人をしている人は実はほとんどいません。

私が行っていた国立大学の滋賀大学では1名だけいました。

その人は普通にテニスサークル活動をしていて

翌年の3月に友人がその人の家に遊びに行ったら

もぬけの殻で、あとから仮面浪人してたことが判明します。

その人は結局、関西学院大学に入りなおしたとのことでした。

その結果を聞いて、関西学院大学ならほとんどウチと

変わらない、私立で金もかかるし1年遅れるだけだと

仮面失敗と受け止めました。

そして、よその大学から仮面浪人してうちの大学へ

入ってきた人もいました。京都産業大学からの仮面浪人

でした。この人は私立から国立なので仮面成功してました。

このように1学年500人中いても一人か二人です。

仮面浪人の仕方がわからない

実は大学入りたての頃、受験に不完全燃焼感が満載で大学で

やりたいこともなかったことから仮面浪人を企てたことが

あるのですが、事務に聞きに行ったら大学辞めないと

受けれないと間違った情報を伝えられ断念してしまったのです。

後で友人に聞くと、2人ほど仮面浪人を画策した人

がいましたが、皆考えただけで実行はしていませんでした。

人はなぜ仮面浪人をするのか

これは、大学の位置づけが中途半端なことによります。

近隣に知名度の高い大学があるとか、

国公立なら前期落ちで仕方なく後期で入った

という場合、もうひと合戦勝負したろうと思いがちです。

日本の社会が学歴社会であり、大学名をたよりにしない

と有名企業が入社させてくれないことによります。

ほかにも特定の職業につくには厳しい資格試験を設けており、

実質上、職業選択の自由という建前をなくしています。

その資格合格者をたくさん輩出している大学に行きたいなどです。

このような社会的な背景があり、多くは受験で努力が報われ

ていないと感じる個人的な挽回モチベーションが強いです。

もし進路を変えるなら早めの仮面浪人が有効

文系なら早慶、理系なら医学部と仮面先目標も

たいてい相場がありますが、こと医学部の場合は

早期に切り替えて狙わないとなかなか受かりません。

なので単位の楽な私立文系などで要領よくとりながら

仮面浪人が有効でしょう。

最近では早慶の学生でその身分を捨ててまで

医学部に行こうとする人を見かけますが、大学は出て

おいても損はないような気がします。

仮面浪人をせずに名誉回復する方法

文系の大学の場合なら、公務員や資格試験

を目指すことで、名誉挽回のチャンスが回ってきます。

文系では公務員試験が人気でした。

これは、結局仮面浪人してよその大学に行ったところで

行きつく先は仕事を選ぶことなので、それに

直結する資格や試験に直行したほうが良いと

合理的な判断をするからです。

残留ならこのような方法で名誉回復できます。

しかし、会計士、税理士などの難関資格試験は

難関大学よりもさらに難度が高く、しかも途方も

ない年月がかかるのがわかりきっているため、

なかなかすぐには目指せるものではないです。

会計士同好会という資格サークルに入り目標が変わる

私の場合は仮面を諦めて会計士同好会というサークルに

入ると、そこには税理士や会計士、公務員を目指す人が

いっぱいいて、もう一度大学を受け直すよりは、どうせ

将来仕事につくんだからとその方向に舵を切ることに

なりました。意外と地方公務員になる人が多く、

当時は一番人気で最難関は地方上級公務員でした。

このように大学に入ると将来への目標も

変わってくるのです。

仮面浪人すると孤立するおそれがある

特に田舎の国立大学に行ってしまった場合、

近所に塾もなく学生数も少ないので、かなり仮面浪人

はしにくいです。

図書館で勉強してようものならすぐにバレます。

狭い大学内で、仮面をしている人もおらず、

通ってる大学の単位のための後期試験が希望の大学入試とかぶる

など、単位を落とし留年の危機もあり相当労力がかかります。

そして孤独にやらないといけないので友達もできず孤立します。

うちの大学から大学辞めた人が3人、仮面浪人1人と

他にもいると仮定すると約100人に1人は大学辞めてます。

他の大学での仮面浪人の実態はどうなのか

最近では横浜国立大学が仮面浪人に寛容な制度を打ち出

しているようです。(期末試験がかぶらないように配慮)

山梨大学医学部(医学部から他大医学部へ)、そして

東大も仮面浪人生がいることで有名です。

意外かもしれませんが、東大生は地方国立医学部へ

の進路をとる人がいることで有名です。

まとめ

仮面浪人は受験が終わって余力と気力が残っていたら

やってもいい選択です。それは崖っぷちの浪人生と違って

安全圏からのチャレンジができるからです。

落ちても大学生という絶対的な安心感、これは大きいです。

単位や友人と引き換えにしてでもなんとしてでも

這い上がる、この執念があれば成功するでしょう。

中には休学して1年遅らせてでも、万全の態勢で仮面浪人を

するつわものもいます。そうした執念は多くの勝利を

呼び込んでいるようです。

しかし、仮面浪人先で気の合う友人ができて楽しい

学生生活が送れるのなら、それはそれでしなくても

よかったと思えるようになるはずです。

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