私立大学が公立大学に昇格する事態が起こっている(山陽小野田市立山口東京理科大、公立諏訪東京理科大学)

見慣れない名前の大学名(山陽小野田市立山口東京理科大)をみて

最近、ふとしたことで調べ物をするために母校(広島城北高校)のHPの進学実績を

見に行きました。

そこで公立大学の欄に「山陽小野田市立山口東京理科大」という

見慣れない大学名を見つけたのです。

しかも2名も入ってます。山口東京理科大学は知っていたけど、名前がちょっと変わってるし、

それにあっこは私立だったはずじゃ?と不思議に思いました。

山口東京理科大学が改編されて公立大学へ昇格されていた

1995年に開設された山口東京理科大学は2010年以降定員割れを起こし、このままでは

大学の存続は危ういと判断され、地方自治体へ譲渡されました。

2016年に公立化され、2018年には新たに薬学部も設置され、公立化による

学費の値下げとともに人気が回復し全国から受験生が集まるようになりました。

姉妹校として公立諏訪東京理科大学も存在します。こちらも2018年に公立化しています。

私立の東京理科大学が公立大学を2つ傘下に治めるという事態

地方自治体に譲渡したとはいえ、山口東京理科大学の名前はしっかりと残っていますし、

3年次からの本校である東京理科大学への特別編入枠も与えていて、

公立化した2校には影響力はまだまだあります。

東京理科大学は「早慶上理」の一角を占め、理系の大学としては有力な大学で

ここを卒業し早慶、東工大や東大の大学院へ進学する人が多いことで有名です。

また、日本の東証一部上場企業のメーカーに出身者が数多く就職することも有名です。

つまり、地方の公立大学といっても本校が東京理科大なので出世魚のように

キャリアアップが十分に見込める大学になっています。

私立大学が公立大学を2校も傘下に治めており、そのことに驚きました。

母校(高校)の進路方針(国公立至上主義)が読み取れる

私の母校(高校)の方針が国公立重視であり、それは今でも変わってないとわかりました。

おそらく、山口東京理科大が公立化したことを知っていて、行けそうな

生徒に受けさせているんだろうなと思いました。

母校は、地元である広島大学が結構な難関大なので、それを避けなおかつ

実績を出すために割とマイナーで、地方の国公立を受けさせる

のが得意な高校です。

あまりみんなが知らないような情報をよく見つけてきたなと思いました。

公立の枠は地方でも1枠は1枠ですから高校としては成果として発表できます。

まとめ

最近では東京医科歯科大学と東京工業大学が合併し、東京科学大学になりました。

ここは経営危機でもなんでもないのになんで合併したのかよくわかりません。

再三再四、週刊誌や新聞記事で経営危機が取りざたされているのが

東京女子医科大学です。

ここは女性経営者による放漫経営により経営危機の真っただ中にありどっかに

吸収合併される可能性は高いと思われます。

少子化のあおりを受けて人気が低迷している大学や、放漫経営によって急激に

財政が傾いている大学などはこれからもどんどん合併が加速していくでしょう。

そして公立化するとうまみが生じます。学費の安さと公立ブランドです。

うちの母校は地方の公立大学が大好物です。

地方の中堅進学校が目ざとく見つけ、狙いを定め、生徒を派遣するという

図式が出来上がるでしょう。まるで品種改良された果物みたいですが、

美味しければ人気も出ます。品種改良によって

大学も美味しく生まれ変われるのです。

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