キャリアチェンジによる失われた時間の取り戻し方

キャリアチェンジが適切なのか

税理士になろうと決めてなるまでの間しばらくの期間がかかりました。

そこで気を付けていたのは合格者平均年齢です。

分布図を見るとその年齢35歳を超えた場合極端に人数が減り、ほぼ不可能になると

思ったからです。これを意識することは正解でした。

期限を区切ってそこまでに全力を出すことはとても重要です。

実際は40歳を超えての合格者もいることはいますが以下の理由もあり

多くの税理士がなってから思うようにいってないみたいです。

税理士になるには年数がかかりすぎる

合格者平均が9年~10年時間がかかる資格なので、35歳くらいでなる人が多いのですが

実際に独立する年齢は40歳を超える人が多いです。

なのでとれる年齢が遅れれば遅れるほどその後の独立でも不利になります。

今の税理士業、税理士試験は時間がかかる上に難しすぎる、誰もやりたがらないです。

経営感覚、経営手法を養うためには

ひとりでやる場合はサービス提供量に限界があります。

さらに営業ができない人、押しが弱い人、経営感覚がない人は相当苦戦します。

ではその人達に人を雇って手広く経営したらすむかといったら、向いていないので

大失敗に終わるでしょう。

なぜかというと経営者として利益を生む組織を運営する能力が不可欠だからです。

多くの開業税理士はこれができずに組織経営が上手くいかず

採算の合わない仕事を請ける人が多いです。

資格をとる年齢を想定して全力を出す、業界研究をする

こういう士業特有の問題をあまた抱えているので、

できる限り資格取得は早いほうがいいでしょう。

これは税理士に限らず、弁護士、司法書士にも言えることです。

以前予備校で知り合った弁護士を目指す人に言われたのが、

「弁護士とって税理士業をやりたいんですよねぇ」

「そういうこと言ってる弁護士いないよ。見たことないよ」

と即座に返しました。

このように頓珍漢な質問をされたのですが、業界研究が全くできてない証拠です。

そういう質問をする人は何もビジョンがなく漫然と目指しているので

試験に対するモチベーション、優先順位が限りなく低く、

受験がず~と長引いて結局とれませんでした。

資格試験は文字通り人生を棒に振る可能性が高い

資格をとるのに非常に長引くのが税理士ですが、とれたところでその後の展望も

なかなか厳しいことにすぐに気がつきます。

といっても取れないと始まらないことには変わりなく、万が一目指して資格をとれないと

本当に人生を棒に振ってしまいます。

なので文系の資格、弁護士、会計士、司法書士、税理士はものすごくリスクの高い

選択なのです。

まとめ

今ではそのキャリアチェンジが適切だったのか、答えは出ていません。

なってからもこの仕事を請けるべきなのか、断るべきなのか、

常に絶え間なく決断を迫られる日々が続きます。

ひとりでやる場合、その決断を失敗すると致命的なダメージになります。

過去を振り返ると時間なんてあっという間にたちます。

私が資格を取れた年齢になっても取れてない同業の人から

「執事さんが資格取った時の年齢になっちゃいました」と言われ

それがハッキリと意識できました。

思い立ったが吉日、人生2度目はないのですから悔いのない生き方をしましょう。

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編集後記

システム英単語を手に入れました。仕事には一見全く関係ないことを始めることにしました。

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