自分の師匠を見つけることと超えられそうな人を探そう

自分にとっての師匠をもとう

私にとっての師匠的存在は4人います。

19歳の時に1か月だけバイトしていた先の社長と、

TACの斎藤学院長と今所属先の所長とひとり税理士です。

師匠とするには接触期間は短期でもかまいません。

その後の人生に影響を与えてくれた、有効な助言をくれた人は師匠認定しましょう。

私が19歳の時にバイトしていた先の社長は大学の時に簿記1級をとって

税理士を目指したらしいのですが、モーターボートの販売店をへて、

自動販売機設置の会社を経営していました。そこへバイトに行ったのです。

そこでの在籍は1カ月と短かったですがいくつもの金言をいただきました。

TACの斎藤学院長のように直接お目にかかっていなくてもかまいません。

TACの学院長は今では珍しいのですがご存命中にTACニュースのコラムを通じて

自分の考え方や経験をあますところなく伝えてくださったので、

プロフェッショナルとしてのその後の指標になりました。

師匠は自分が年齢を重ねるとともに変わっていく

もちろん、師匠とする人は時とともに変わることもあります。

私が税理士としてモデルにしている方も一人だけ。

新しい師匠として参考にさせていただいています。

師匠にくっついて行動しておくことも大事

中国、秦の末期時代(紀元前230年)、項羽と劉邦の頃の話です。

当初、項羽は叔父である項梁(こうりょう)にくっついて行動していました。

この頃の秦に対抗する反乱軍のボスは項梁でした。

項梁と項羽は親子ほど歳が離れており、実質的に師匠と弟子のような存在でした。

ところが、項梁は秦の大軍の奇襲を受けて志半ばで戦死してしまったのです。

ここで初めて項羽は歴史の表舞台に登場します。

項羽と同じく項梁の部下だった劉邦がライバルとして頭角を現すのもこの頃です。

その後、項羽は軍事の才能を開花させますが劉邦を鴻門の会にて取り逃がします。

すぐれた師匠である項梁がそのまま存命したなら、中国の歴史はもっと変わっていたと思われます。

項梁から項羽へ禅譲され、劉邦が天下を取ることはなかったでしょう。

歴史上で「漢」という国は存在せず、「楚」の天下が300年続いたかもしれなかったのです。

このように、師匠にぴったりとくっついて学ぶことは非常に大事です。

師匠以外に超えられそうな人を見つけよう

私が東京に出てきた理由として、

昔一緒の会計事務所にいた同じ釜の飯を食った人達が独立していたこと。

同い年の主婦税理士が少し前に自宅開業してやっていけてること。

を見て、これなら自分でもいけるんじゃないかと思ったのが大きいです。

路線が変わった今はひとり税理士の女性の人を参考にしています。

頑張れば、手が届きそうな存在を見つけることは非常に大事です。

まとめ

弟子はいつか師匠を超えなければなりません。

そのためには何年たってもかまいません。切磋琢磨の心が大事です。

誰しも一人で生きてきたわけじゃありません。

複数の師匠を見つけておくと生きるにあたっての指標となって良いです。

師匠的な存在に巡り合えるかどうか、

これもその人が豊かな人生をつかみとれるかどうかの大きなキーポイントになるでしょう。

編集後記

液晶ディスプレイのバックライトが寿命で壊れていると診断されました。早急に次のモニターを買いたいと思っています。

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