節約経営者と江戸っ子経営者はどちらが成功するか

ある江戸っ子風同僚を目の当たりにして

以前東京の会計事務所に勤務していた時の話です。

20人ほどの職員がいて、その中に、稼いだ金を全部使う主義の人がいました。

その人いわく

「もらったお金は全部使わないと損だ」とのこと。

まさに江戸っ子、宵越しの銭は持たねぇ俺さを地でいってました。

この人を見た時、現代にもいたんだ、江戸っ子が…と唖然としました。

しかし現実的には貯蓄も大事です。

もらったもんを片っ端から使っていたのでは資金がショートすることは明白だからです。

経営者としては江戸っ子タイプはどうなのか

経営者は江戸っ子タイプの人はきっぷがいいので

周りの人に人気はでるかもしれませんが失格といえるでしょう。

たとえば、所長が部下の昼ごはん代金を不必要に毎週おごっている、などということは

ただの人気取りであって、経営上あまりするべきではないでしょう。

節約経営者を目の当たりにして

私がみてきた事業を伸ばしている、長く経営している経営者は例外なく超ケチです。

経営者はむしろ職員からケチだと陰口を叩かれるくらいが丁度いいと思います。

私が以前勤務していたとこの所長は職員に筆記用具を持参させてそれを使わせていました。

筆記用具くらい職場でいくらでも用意できるだろうと思うのに節約しています。

19歳の時にアルバイトしていた先の中小企業の社長は、

社員が私用で社用車を使うことを少しの時間でも決して認めませんでした。

交際費をほとんど使わずに経営すること

経営者としてばら撒き指数は交際費に現れます。

やたらと交際費が多い経営者は要注意です。

交際費をバンバン使っているのに利益が出ているのかを見てみましょう。

まとめ

江戸っ子というのはいつも財布がピーピーいってて計画性のない人を指す言葉です。

それが江戸時代には「いなせ」といって、粋な生き方だとされていたのです。

現代の経営をする上では、そういう気前良くバラまく、おごる、使い切るということは

身の丈に合った経営をしずらくなります。

もらった資金、用意した資金を使い切る、目的外で使ってしまうなどは

事業展開しずらくなりその後の経営判断を著しく狂わせるでしょう。

経営者は人前で、その場でいい顔をする、見栄をはることが後々になって良い結果を招くとは限りません。

それに対して節約経営者はケチで周りの評判は良くないのですがキャッシュフローは

しっかりとコントロールしており、なかなか屋台骨はゆらぎません。

経営をするのなら、どっちに徹することが良いかは明白でしょう。

しかしあまりに爪に火を点すような節約をすることは、かえってストレスになるので

お勧めしません。

経営してるとたまに江戸っ子タイプの経営者を見ます。

反面教師にしておきましょう。

編集後記

今度の3回目のワクチンは熱がでるみたいですね。2回目から8カ月後に受けられるそうです。

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