人がやってない分野なら勝てる
以前の職場で営業をやってみろと言われ、周りの職員達から遠巻きに失敗をすることを
期待してみられたことがあります。
飛び込み営業なんかやっても無駄だ、失敗しろとやる勇気のない人たちは思います。
そういう雰囲気、敵意をひしひしと感じました。
やりずらいですよね。
成功確率的には限りなく低い、そもそもそんな勇気ないだろと見ています。
しかし、まわりの人がやってないからこそ、逆にいえば成功する確率は高いのです。
みんながしないことをあえてする勇気が大事
以前会計士の友人に営業をしてる、それも飛び込みだと言うと
「えっ、執事さん、こんちは~って突然入っていくんすか?」
とさもありえないことのように言われたことがあります。
その人が悪いんじゃないのですが、営業やったことないとそう思うのも無理はないなと思いました。
それくらい、普通の人からするとありえないようなことをやって地道に実績を上げました。
テレアポを人に勧めて拒絶されたこと
ある時、後輩の女性にテレアポしたらどうですかと水を向けると
「周りに人がいるじゃないですか。みんな見てるじゃないですか。
みんなの前で電話して断られて恥かくの私じゃないですか。
そんなことできるわけないじゃないですか」
と強烈に抗議されました。
普通の人の反応はこうです。
人間には恥をかくのが嫌だという本能があります。
衣食住保証された現代でなんでそんなことをしないといけないのか、と。
しかし、それは自分に壁を作ってしまっているのです。
周りがどうのという前に自分で自分をブロックしてしまっています。
その気持ちが強いのなら営業はその人には向いていません。
少しの勇気を持てばその壁は一瞬でガラスのように粉々に砕くことはできます。
結果を出せば自分が嫌いな人からも認められる
こうして飛び込み営業で成果を出し続けた結果、周りの見る目も変わりました。
最初の無謀で馬鹿な人から仕事ができる人へのまなざしに変わったのです。
最終的にそういう目でみてきた私が大嫌いな人達からも「執事さんは営業力あるから」と
口々に言ってもらえるようにまでなりました。
この時、自分には十分な力がついたと自覚できました。
人は嫌いな人を認めませんし、ましてや褒めることは決してしません。
その相手からそう言われたのであればそれは本物と思ってもいいのではないでしょうか。
サッカーの中田英寿氏が言っていたのですが、
海外ではゴールという結果を出すと周りはとたんに認めてくれ、
いわなくても急に自分にパスが回ってくるようになったそうです。
大多数の外人からみると1990年代当時の日本人選手=サッカー後進国、スポンサーの力で留学気分でやってくるからキライというイメージでした。
なにより、1998年までワールドカップにすら出たことがない国でした。
無名の中田英寿選手がゴールを決めただけで彼を好きな人からも
嫌いな人からも全幅の信頼を獲得できたのです。
人がしないことに挑戦したら新しく会う人に褒められる
そして、今度は私の営業の成果を人づてに聞かされた新しく会った人からも驚かれ
「執事さんは東京で絶対にやっていけると思います」
と嬉しい言葉までいただきました。
人は自分が不可能だと思うやり方で成果を出す人を認めやすい性質がある生き物なのです。
営業をする過程でさまざまな場面でいろんなことに遭遇し、経験値も上がります。
知らず知らずのうちに独立に向けてのなによりのかけがえのない財産を得られました。
編集後記
寒い時には鍋物ですね。電子での納期特例の納税に成功しました。