ボランティア精神が旺盛な人達
職場で仕事をしているとボランティア精神がある人を見かけることがあります。趣味でボランティア活動にいそしんでいたり、困っている人を見ると助けなければいけない衝動にかられる人です。それ自体は素晴らしいことだと思います。
仕事とボランティア活動を一緒にすることの弊害
これは実際に聞いた話ですが、ある事務所で職員の中でボランティア活動を趣味にしている人が顧問料を勝手に値下げしたり無料でのサービスを事務所に断りなくやっていたことがあるそうです。
他の職員からそれを聞かされて、所長でもないのに勝手にそういうことをするのはどうなのかと非難していました。所長からしたら寝耳に水でしょう。
他にも外国人が経営する会社だからといって利益が出ない金額で受けている税理士など、これもボランティア活動が混在していると言えるでしょう。外国の人の力になりたい、生活を助けてあげたいという気持ちが無料部分に入っています。
ボランティア活動をされる人達ももちろん助かるわけですが、やっている本人もいい顔ができます。無料でやってくれるなんてなんていい人だと最大限の感謝はされるわけです。
この「いい顔」ができるというのがクセ者なのです。「いい顔」というのは見栄や自己満足の塊です。これをする人の性格的には八方美人なタイプがよくみられます。
ボランティア活動は本来政府の役割
税金に携わる仕事をしていればわかると思いますが、政府は様々な国へ巨額の金銭での支援活動を行っています。しばしば政府がいくらどの国に援助したとニュースになってます。国内、海外の困った人たちへの支援は本来は政府の仕事です。
確定申告の無料相談などを税務署と税理士会はやっている
つい先日もあったのですが、知人から無料で確定申告やってくれないかと依頼されました。そこで私は無料相談をしたことがあったので、近所の税務署や税理士会が主催する無料相談がありますからそちらでやってもらってくださいと答えました。
自分がやってその人に「いい顔」をすることもできたのですが、無料でやっている機関があるのだから紹介するにとどめました。
まとめ
経営とボランティア活動は両立できません。あるとすれば会社として義援金、募金に協力することでしょう。もちろんボランティア活動そのものを否定しているわけではありません。
誰かが困っているから助けると思って税理士が無償、もしくは利益が全く出ない状態で仕事を請け負うのは根本的に間違っているといえます。
そういうことをしているとその時「いい顔」はできますが、それが後々巡り巡って自分に利益をもたらすことはありません。
むしろ、経営とは厳しいものです。ボランティア精神を併せ持ってできるほど甘くはないでしょう。
編集後記
ブログテーマを思いつくのに時間がかかりますが、思いつくとかなり早く文章は思い浮かび書けます。
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