社長は簿記を学習すべきかどうか

普通の人にとって簿記は相当難しい

簿記という勉強は、一般の人にとって相当ハードルが高い分野です。

私は大学1年の時に独学で受けた簿記検定3級に20~30点で落ちました。

その時、あまりにもちんぷんかんぷんだったので、二度とやるまいと決めたほどです。

当時会計士同好会というサークルに入っていたら、

先輩が簿記3級は独学でも2か月程度

やれば楽に受かると言っていて鵜呑みにしたのですが、

やってみるとこれがものすごく難しかったです。

実は複式簿記の概念は最初は誰かに教わる必要があったのです。

それがわからず、先輩に騙されていたずらに最初独学をしてしまったのです。

検定試験に落ちるのはともかく、簿記という勉強が大嫌いになってしまうという

最も良くない結果を招きました。

簿記を習得するには専門学校に通うのが一番

簿記を習得するには簿記検定を受けるためにTACか大原簿記学校に

通う必要があります。

よく金融機関に就職すると強制的にとることが必須とされますが、

私の大学の友人が簿記3級に苦しみ、結局とれずじまいでした。

この友人はまるで大学の時から勉強しない人だったのでしょうがないのですが、

もう一人、割と勤勉に勉強する友人でさえも簿記2級って難しいと

言っていました。

このように、簿記知識の習得には一定の時間と労力がかかります。

簿記は経理には必須だが経理を雇う余裕などない

中小企業の経理への就職や税理士事務所には簿記2級は持っていて当たり前

な雰囲気がありますが、起業したばかりの会社などはその経理の社員を

雇う余裕などありません。

つまり、社長は経理をしようと思っても簿記がハードルになってできません。

そして誰かにやらせようと思って経理の社員を雇えればいいのですが、

毎月20万も給料を払って雇うほどの余裕がないケースが多いのです。

まとめ

社長は本業がありますので簿記の学習をしている余裕はありません。

最初の頃は経理の人を雇う余裕もありません。

それを補完するのは税理士しか今のところいません。

ここで、決算の作業を依頼するだけなのだからと

値段で決めてしまうと、担当の方がパートの方だったりし、

本当に作業だけしかしてもらえなくなります。

私も予備校時代、先生を誰にするか選ぶ立場だったからわかるのですが、

教え方が上手い人、親身になってくれる人、こちらのわからないところを

わかってくれる人、そういう点を重視して習っていました。

今から依頼するのであれば、簿記会計のことがよくわかっていて、

決算書や税務面での説明が上手く、IT化を進めていて

なおかつ比較的自分の年齢に近い税理士に依頼するのが一番ベストな選択でしょう。

編集後記

冷房をかけて寝て起きたら頭が痛かったです。軽い風邪を引きかけます。

なので冷房を切って窓を開けて寝ることにします。

クラウド会計についても今度解説します。

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