オリンピック選手にみる勝負強さ
以前女子スケート選手の浅田真央選手とキム・ヨナ選手がライバルで戦い、
キム・ヨナ選手が金メダルを取りました。
あの時、キム・ヨナ選手は周りのライバルが誰であろうと自分は
必ず金メダルを取れると思ってました。
オリンピック選手なら誰でもそう思うと思われるかもしれませんが、
彼女はたとえ自分がジャンプ失敗してこけたとしても勝てると
思っていたと思います。強い信念があるように見えました。
浅田真央選手は緊張しているのがみてとれ、もちろん強い意志は
あったんでしょうけど敗れました。
私はこの時、キム・ヨナ選手が絶対に勝つと予想しました。
勝負の前に動揺してはいけないのです。
普段と違う緊張状態も命取りになります。
税理士、会計士試験前に緊張のあまり動揺する友人
受験生時代、試験日が近づいてくると動揺して
落ち着きがなくなる友人がいました。
友人を見ていると見るからに落ち着きがなく「あ~~~ダメだ~~~」と頭を抱えているのです。
私はダメならダメででんと構えて、試験は水物なんだからと思っていたので、
なんでそういう精神状態になるのか不思議でした。
しかしその時初めて、試験前になると動揺して本調子ではなくなる人がいることを知ったのです。
試験では最後にまくって上位の人を追い抜くことが大事です。
試験は水物で、上位の人でも転ぶ人もいるのでどうなるか誰にもわかりません。
受ける前から試験というプレッシャーに負ける人も一定割合いるのです。
おそろしくできる女性をみた話
ある時、税理士試験の財務諸表論に落ちて年明けから合流してきた女性がいました。
その女性が毎回クラスの模試の成績がおそろしく良くていつも上位1%以内に入っています。
どのような出題論点でもおそろしくできるので完璧な人でした。しかし…。
なんと…信じられないことにその女性は落ちたのでした。
その時、本番に弱い人がいることを知りました。
いつもはぶっちぎりなのに本試験だけ落ちてしまうという。
講師がいうにはその人は成績上位なのにいつも落ちていたらしいです。
私の兄からも大学受験時代に、「本試験だけ調子を崩しその時だけできなくて落ちる人がいる」
と言われたことがあります。
その時はまさかそんな人いないだろうと思っていたのですが、今は信じられます。
精神的に動揺する人が社会事件を起こしてしまう
先日起きた東大前刺傷事件起こした人、まだ高校2年生で試験まで1年以上もある人でした。
私はあの事件を聞いて、過去にそういう友人がいたので、あぁ、あのタイプの人が
事件起こしてしまったのかとすぐにわかりました。
試験が迫ってくると動揺して本調子ではなくなってくるタイプです。
この人は仮に今年試験を受けることになっていても全滅しただろうと思います。
模試の成績が下がったとダメ出しを自分でしてしまい、
試験を受けるプレッシャーにすでに負けているからです。
まとめ
今ではそういう勝負の場面はなくなりましたが、精神的に安定していることは
商売をやる上でも有利になります。
これを身につけるのは日々の訓練しかありません。
どのような場面でも精神状態を一定に保って臨む姿勢は経営にも役に立つのではないでしょうか。
編集後記
2社だけ源泉所得税の納付書を手書きで書きました。来年からは全て電子申告にしたいと思います。