独立するタイミングはいつか 前編

税理士となってからは独立する道が開ける

税理士資格をとると将来独立開業する選択肢が増えます。

資格をとったばかりだと、まだ気がついていない人も多い

ケースがあります。私もそうでした。

というのもまだ十分な実務経験をその時積んでいなかったからです。

人によっては資格取得時、すぐにでも開業できる実力を備えてる

こともあります。

開業できる力が100%だとすると私の実務経験は10%程度の力でした。

資格をとると周りの見る目が違ってくる

たとえ実務の力がたいしてなかろうが、資格をとると周りの見る目が

とたんに違ってきます。

なんだかんだいっても、もうあがってるんだな、と。

ここでそうでない人と決定的な差が生まれます。

そして私の友人も資格をとってからというもの、

担当しているお客さんに、会う人会う人にいつ独立する

のかと聞かれたそうです。要するに一人前とみられるのです。

会計事務所に入る時の面接でも必ず聞かれます。

先方としても最初から独立する気で腰掛気分で入られて、

あげくは客を持ち逃げでもされようものなら

たまったものじゃないからです。

実際にそういうゴタゴタを目にしたことがあります。

人の資格を利用しようと考えている人も多い

資格をとってから入る会計事務所で跡継ぎのいないところは要注意です。

あなたが後継者のかわりとしてではなく、「資格をもっていること」

それ自体を利用しようと考えていることが多いのです。

代表権は資格をとってない所長の親族に与えて、

税理士の資格だけ使われることになります。

うまいこと、税理士から資格だけ借り上げて飼い殺しにする、

そうすればその事務所は続けられるのですから。

私もこのケースの事務所に間違って入って、辞める時に、

「まだおってくれるんじゃね、おってくれるんじゃね。」と小一時間

引き留めにあって往生しました。

あとは、税理士法人を作りたいから是非一緒にやりませんかと

突然見知らぬ年配の税理士に誘われることもありますが、これも

あなたの資格だけをみて使おうと思って寄ってきてます。

理想的な独立の仕方とは

最後に入った事務所が独立OKという珍しいところでしたが、

所長の方針が、全く地縁も血縁もないところで裸一貫でゼロからスタート

するのが一人前ということでした。

誰かの事務所を継ぐのではなく、買収するのでもなく、

のれん分けもなしでの未開の地で荒野を耕せというもの。

恐ろしいです。

まるで明智光秀に敵方の毛利の土地を与えるから

自分で切り取ってこいと言った信長みたいです。

(その直後、本能寺の変が起きます)

でも、そうしたほうが、生き抜く実力はつくものです。

人間、追い詰められてこそ真の実力を発揮できます。

後編へ続く。MS-Japan

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