出身大学の学部学科は資格取得と関係するのか

今はない情報管理学科に在籍して

大学入学時、経済学部の6学科のうち、なぜか情報管理学科というところに回されました。

出願時に第3希望までを書くところがあって第一志望の学科ではなかったのです。

でも、同じ学部なので全く気にしていませんでした。

今はデータサイエンス学部というところに統合されたようです。

苦手な数学の授業を課される

情報管理学科という名前のとおり、理系よりの学科に入れられてしまい、

数学の必修の科目に2年間苦しめられることになります。

当時学科ごとに必修科目が違いました。不幸なことに受験時に数学を捨て去っていたので、

できることなら避けたい科目でした。

ちょっと偏屈な数学の先生がおり、ニヒヒと笑いながら生徒を落として

苦しめるのが趣味な感じの人に当たってしまったのです。

簿記の授業を大学4年間履修を避けていた

会計情報学科という学科が一番税理士、会計士に近い学部だと思われていました。

そして執事も大学1年生の時に会計士同好会というところに所属し、

簿記3級を受けますが30点くらいしか取れず見事に落ちます。

複式簿記の概念が独学では全く理解できませんでした。

あまりにもわけがわからない勉強内容だったので、なんだこれ!二度としたくないと思って

卒業まで全く履修をせずに避けて通りました。

税理士を目指すにあたり、簿記に再度立ち向かうことになった

しかし、卒業近くなり、税理士を将来的に考えだしたら簿記は避けて通れない

ことになり、嫌々ながら立ち向かうことになりました。

この頃になると4年間学科別に分けられていたせいか、

人によってはその学科に染まってしまい、学科ごとに分けられたゆえの弊害で

他の学科のことはできなくてもしょうがないと思い始める人もいました。

税理士の受験資格を得るために大学に入り直している人を見る

税理士試験の専門学校で、文学部卒の女性が、税理士の受験資格を得るためだけに

経済系の大学に入りなおしている人がいました。

それをみて驚愕したのを覚えています。

昔は税理士試験を受けるには高卒だと簿記1級取得すること、

もしくは大学3年時までの経済系の科目を数単位とってないと

受けられない縛りがあったのです。単位を取れば確実に受けられるわけです。

ある意味自分の出身大学から転身するチェレンジャーと映りました。

自分の大学の学部、学科を言い訳にしないことは大事

税理士試験の科目合格をしたとき、同じ情報管理学科卒の友人に、

「俺情報管理学科出身だけど、税理士試験に通ったよ」と報告すると

「えっっっ!!?」という驚いた表情をされました。

自分の出身学科が全く関係ないところでも努力すればできるんだよと

暗にアピールしたのです。

同じ学科出身の彼が不可能と思っていたことを打ち破りました。

たまに数学は簿記と関係しそうだから税理士は理系の資格なんですか

と聞く人がいますが文系寄りです。簿記は数学とは全く関係ありません。

大学の学部の文系、理系は税理士資格には関係ない

自分は文系だから、理系だからと人は結構出身学部を気にします。

理系だから文系の資格を受けるのは不利、文系だから理系の科目は不利などです。

でも、それは先入観の思い込み以外の何物でもありません。

やってないのなら、一から頑張ればすぐに追いつくことが可能です。

自分の中で自分に限界を作ったり、壁を作って可能性を閉じ込めてしまってはいけません。

大学の学部、学科でとる資格や就職先を判断することはやめよう

特にやりがちなのが自分の出身大学の学部、学科でその後の進路、

とる資格を決める時に、無理なんじゃないか、向いていないんじゃないか、

学部でもやったことがないことだ、と思い込みがちです。

逆にその人に出身学部を聞き、そこ出身なのだからその学部で習ったことは

秀でているのかと言われたら多くの人はそうではないはずです。

それと同様にまだまだ、大学卒業時点程度では可能性は無限大にあるのです。

執事の大学の学科など、冒頭で触れたとおり今は統合されて消滅してしまっています。

そこになんのこだわりを持つ意味があるのでしょうか。

大学入試の際に振り分けられる理系、文系に端を発している

これというのも、大学入試の際に、細かく受験科目が分類され、自分の適性にあうように

文系、理系を選択できることに端を発しています。

人はここでかなりの先入観、偏見を植え付けられ、コースごとに未来を確定するように

教育されてしまっているからです。

しかし、最近youtubeを見ていると、文系から浪人して理系に転身するという

「理転」を成功させている人を見ました。それを知って驚愕しました。

たいてい、理系から文転が多く、執事もその典型的なタイプです。

逆は一般的に無理とされてきました。が、やってる人が世の中にいます。

これを見て自分は頭が堅かった、もっと自由な発想で理系を一から学びなおせば

将来ももっと変わってきたのにと今更ながら学びました。

まとめ

自由な発想というのは大人になってから非常に大事です。

職業選択にも大きく影響してきます。

文系、理系に分けられて大学に入ることによって逆にその思考回路が

狭められてしまうことが弊害となっています。

普通の人だからこそ、そういう先入観、偏見を捨て去ることが大事です。

といっても自分の出自の大きなウェイトを占める「大学の学部」はかなりの

自我を形成していてなかなか打ち破ることはできません。

先に挙げた「理転」を成功させた人は、成功そのものよりもその発想が

驚異的だと思いました。

今からでも遅くないので、固定観念を打破する生き方をしてみましょう。

編集後記

独立開業してから既存の固定観念を捨て去る練習ばかりしています。

修業時代のクセ、常識を覆すことも必要になってきます。

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