顧問料滞納の回収方法

金払いの悪い顧客への対処法

 なぜか顧問料の支払いを渋る顧客はいるものです。そういう時どうやって回収すればいいのか。基本的には根気強く請求し続けることが大事です。

 今まで手を焼いた先は解体業者とクラブ経営者でした。夜の飲食関係の業界は金払いが悪いことがあると知人税理士からも聞かされていました。

 自分が担当した滞納客の取り立てを一生懸命やった結果、組織内部での評価は上がることになりました。そういうところを経営者は良く見ています。払わない相手に払わせることは膨大な労力と忍耐力と根気が必要となってきます。日常業務に加えて相当な負荷がかかります。

 これが別に滞納したのは相手が払わないのだからしょうがないと諦めていたらそのまま未収金として残っていたでしょう。大半の人がそうすると思います。雇われだとそれで給料が変わることはありません。

開業税理士は代金回収できないと死活問題

 ところがその意識のままで開業していたら死活問題にかかわってきます。顧問料を回収できないということは仕事をタダでしたことになり、赤字を意味します。それが重なると廃業に直結します。代金を回収するまでが仕事です。

 新規で請ける先でそういうおそれがあるなら半分、または全額前払いにしていただくなど、手付けをうたせて契約書をしっかりと交わし逃げられないようにする工夫が必要です。実際に逃げられている税理士をネットでよく見ます。お互いにビジネスですので遠慮とか配慮は必要ありません。

 金額が小さかろうと滞納されたら即座に請求、繰り返し請求、諦めないで請求、これがキモです。払わない人とは最終的に根競べになります。やったことは30回くらい電話をかける、メールで何度も何度も何度も請求する、自宅訪問するなどです。

未払い、滞納の顧客は次からは受けない

 開業税理士としてはこういった顧客に対しては次回からは仕事を請けない対応も必要となってくるでしょう。よく1年遅れで順繰りに毎年払っているお客を抱えていると聞くことがありますが論外でしょう。回収がどうしてもできそうになければ早めに手を切って被害を抑えるのも手です。

代金回収は開業税理士の必須スキル

 上記のとおり、職員の段階できちんと未収金を回収できないのであれば、その状態が開業してからも起こりえます。ですので職員の時から未収金を回収するスキルを身につけましょう。もちろん、そういう顧問先を抱えないことも大事です。

 税理士が顧問料の滞納を許すのは単発決算、確定申告を受けてしまった時が一番多いです。毎月の顧問料を頂く場合は税理士会で案内している引き落としサービス代行の業者さんを利用するのが一番良いでしょう。

 また、売掛金をきちんと回収するようにお客様にアドバイスすることも税理士の仕事です。売掛金の未収に悩んでいる先には即金で決済できる手段(クレジットカード、代引き)や前もって振り込みさせることを徹底させるなどを積極的に提案しましょう。税理士、フリーランスの仕事はできるかぎり売掛金の未収をなくすことが商売のキモです。

編集後記

 ブログを書くにはあれこれ考えすぎると書けなくなるので、読後感が良くなることを意識して書きましょう。これ書いたらマズいんじゃないか?と頭をよぎることがありますが、ユーモアを交え、笑いに変えることでシリアスなことも読めるようになります。表現の工夫でネガティブな話題も柔らかくすることが可能です。そこは編集の力、文章力が必要となってきます。

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