早稲田会計大学院は行くべきなのか

進学することによるメリット

会計士受験生にとっては短答式3科目免除はどこの会計大学院に行ってもできます。

ならば、私立最高峰の会計大学院で免除した方がその後のキャリアプランにも

プラスになってお得で人生選択の幅が大幅に広がります。

北大、東北大も学費が安くていいのですが、早大内部生にそっちも受かった人が

いたので、なぜ旧帝大にしなかったのかと聞くと、都内からわざわざ行きませんよと

にべもない返事でした。早稲田大学に行くとわかるのですが、総合大学の中で

マスコミ系に強いことが有名です。そして実は、会計業界、司法業界にも極めて

強い学閥、影響力があるのです。つまり、文系の中でも資格試験に挑む人が多く、

業界に大量の人材を供給しています。会計大学院は他大出身者にも門戸を

広く開いているので、ここからでも卒業生になっておくことは意味があります。

なぜ早稲田に会計大学院ができたのか

当時法科大学院が発足し、かなりの力を入れていて、その第二弾として会計大学院も

率先して作ったことから将来にわたって活躍する人材確保する意図があったと思われます。

文系は将来の資格者まで見据えて、手厚くカバーしてほぼ制覇していると言っても

過言ではありません。弁護士、会計士、司法書士、税理士と有力な資格者を多数輩出

することで大学の存在価値を高めていることは間違いないでしょう。

私の時は開校の挨拶を金融庁の長官がされていました。キャリア官僚のトップが

来るとは、期待の高さがうかがえます。

卒業生、教授に監査法人の関係者が多い

基本的に大手監査法人は早慶閥が強いところで有名です。これは受かる人数が早慶が

圧倒的に多いので自然と上司や周りの人がそこ出身者だらけになることを意味します。

それに加えて早大会計研ができてもう16年もたつのでそこで活躍する人も増えているでしょう。

教授も実務家、学者ともに揃っており、特に実務家として招聘されている人は

監査法人の代表社員の方が多いです。

そういったことからも会計業界への太いパイプがあります。

就活すると嫌でも卒業生に遭遇します。

組織の中で同門がいることほど心強いことはありません。

教授のレベルが高すぎて授業が理解できなかった

学者の先生もトップクラスの教授が揃っています。ある時、管理会計系の授業で

あまりにもレベルが高い授業をされて授業内容が理解できなかったことがあります。

まだ若い先生でした。その時、これは物凄いところに来てしまったなと授業料

払った価値があったと実感しました。長い学生生活の中で、明らかに教授の質が高すぎる、

そんなことを体験したのはここが初めてでした。

建物が最新の設備になっている

今早稲田会計大学院に進学すると大隈講堂がある本部キャンパスに通えます。

そこには新しくなった校舎群があり、その巨大なビルに圧倒されること

は間違いありません。

卒業して行ったのですがあんな立派な建物、見たことがないです。

私が進学した頃は半地下の建物でオンボロだとの噂どおり、旧式の建物で学部に

間借りして授業をしてました。新校舎を見ることなく後にしたので

私達の学費はビルの建設費に消えてしまいました。

やはり最新式の建物、設備は勉強やる気がわいてきていいですよ。

毎日大隈講堂や銅像を見て、新ビルで勉強できる、こんな贅沢なことありますか?

早稲田大学が真の総合大学へ変化しようとしている

現在では早稲田大学は日本医科大学(私立医学部御三家の一つ)との統合が根強く

噂されており医学部を含む完全な総合大学を目指しています。

日本医科大学は国公立医学部と並び私立の超難関大学で有名です。

このことを裏付けるように早稲田系列の付属高校は日本医科大学への6名の推薦枠

を確保しています。系列の高校でもないのに推薦枠を与えることは私立大医学部

では通常ありえません。

これは慶応が他大の歯学部(東京歯科大、合併予定)、薬学部(共立薬科大)を

2008年合併し、名実ともに完全な総合大学へと変貌することに

影響を受けていると思われます。

会計大学院卒業後の進路は?

入ってくる人の年齢、出身大学はかなりのバラつきがあって多様です。

今は入試の方式も多数あるようで、早稲田内部生には推薦枠もあります。

私の時は会計士の合格率が8%、税理士も科目10%の冬の時代で、入るなり

試験諦めて就職する人も5割以上はいたように思います。

卒業後は一般企業、監査法人への就職か資格試験浪人に大別されます。

監査法人は大小様々、一般企業では経理、財務部配属となる人が多かったです。

他大から行っても誰もが知る東証一部上場企業に行ける可能性も高いですが、

ただ一つ財閥系(三井、三菱、住友など)は入れるけど先行き厳しいので注意が必要です。

というのは財閥系は早慶の大卒の純血主義なので、他大から院卒で経由して入ると

内部では高卒扱いになり、そもそもの出世ルートに乗れないのです。

実際に財閥系に行った友人がこういう事情を教えてくれました。

まとめ

早稲田はネームバリューが強いので就職に関しては売り手市場になっている場合は、

4大監査法人、一般企業ともに好きなところに行けるでしょう。

授業も巨大な最新のビルで受けられて、教授も素晴らしい先生ばかりです。

他大から行く場合は、できれば頑張って会計士、税理士どっちかの資格を取りましょう。

税理士志望の場合でも論文を書くチャンスがあり、行ってる人がまだ少ない

ので社会に出ても逆に希少価値があります。

早稲田は将来的には医学部を擁する大学へ成長する可能性が高く、

学費は少し高いですが将来的なキャリアを考えるなら迷わず選択するに値するところでしょう。

会計士と税理士、どちらになるべきか

早稲田大学大学院、税理士対策に通った塾、教材等

税理士が早稲田大学会計大学院を受験した経験談

最近の出来事

自分が通っていた大学を振り返る機会も少ないので文章にして上手くまとめられて良かったです。

読んで希望を持ってくれる人がいたら嬉しいです。

<メニュー>

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました