高校から現役で国立大学に行く方法(前編)

西日本の進学校の実態

私と私の兄の高校は違いますが、ともに広島県内の進学校でした。

当時は、中学の説明会でうちからは何人の国公立進学者がいます、

というのがその学校のうたい文句で保護者もそれを信じて

そこに我が子を送り込むのでした。

関東圏の私大がたくさんあるエリアの人達からすると信じられないかも

しれませんが、西日本のほとんどの進学校の高校の価値観は、国公立進学が第一で、

国公立至上主義が広く家庭にも蔓延しています。

私の兄の高校の先生も、誰々は国立に行ったと後から評価するのが

ならわしだったそうで、兄もそれを見て国公立に絶対の価値観を置いていました。

そしてそれは弟である私にも伝播するのです。

早慶以外の私大なら国公立一択、国立にいければ万々歳て感じです。

落ちこぼれても大丈夫

保護者は塾に子供を入れ、かくして希望の進学校に子供は入ります。

しかし、子供は勉強する目的を見失うことも多く、えてして途中で

中だるみ、勉強放棄、部活にのめりこむ、遊ぶ、ゲームするなどで

落ちこぼれる生徒が続出します。

私の場合も中学の時はかなり成績は良かったのですが、中高一貫で

あまりにもヒマなので高校に入って部活に入り、一番勉強しないといけない

大事な時期に完璧に落ちこぼれてしまい、

高2の冬にはもはや挽回不可能なほど成績は低迷していました。

当時は国公立理系コースに在籍し、物理、化学が始まっていました。

学年でも相当下位の成績まで落ち込んでいて、この段階で現役での

国公立進学はほぼ確実に不可能な成績でした。

奇策を練って逆転を目指す

高1の頃は塾に行かず、高2は個別指導塾に入ったものの全く成績は上がらず、

部活の区切りを2年でつけ、兄と父にこのままだと確実に浪人するから文転しろと

迫られ、思い切って文転し早稲田を目指すことにしたのです。

当時の早慶は一部の秀才が行くところで、ほとんど誰も目指す人がいませんでした。

目標を早稲田にしたことと5教科7科目から3科目へ科目を削ることで大幅に負担が減り、

部活も辞め、勉強に専念できたことから受験モードに入れました。

しかし、社会人になって早大卒の先輩に話を聞くと早大はほとんどが

1浪して入ってくるので現役だとよほどの進学校じゃないと

無理だとのことでした。

勉強環境が最悪の中、なんとか踏ん張る

一般的に進学校の私文クラスというのは一番落ちこぼれの生徒が集まる

クラスなのです。周りのほとんどが勉強やる気がない生徒ばかりで

足を引っ張られて困りました。周りの環境ってすごく大事です。

休み時間にも後ろでプロレスをしてたり、高3なのに中学生くらいの学力の人が

結構いました。

英語が伸びきらずに受験を迎えてしまう

日本史は学校の授業を聞いているだけで事足りたのですが、国語と英語を

どうにかしないと全く勝負にもっていけません。特に英語、これを克服しないと

絶対に大学に行けないと思いました。

英語は予備校も頼りにならず、通信教材SIMなども独自に入手して苦労しました。

古文は対策して国語はなんとかできるようになったものの、英語が依然として

伸びず、結局そのまま受験に突入し、足を引っ張ったまま苦戦しました。

私立文系にするってことは英語が得意じゃないと駄目だったのです。

かなりのピンチの状態です。 

後編へ続きます。

最近の出来事

コロナワクチンの副作用の頭痛が治って本来の調子を取り戻しました。

あったかくなってきたのも影響したのかもしれません。

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