版権ビジネスで失敗しないようにしよう。(ナイキ、ガンダム、ロッキーの版権を例に)

ナイキのロゴマークは5千円?

ナイキのロゴマークが二束三文の値段でデザインされたという話は有名であり、

ナイキ社はそれを足掛かりに瞬く間に世界的企業にのし上がった経緯があります。

1971年にデザイナーのキャロライン・デイビッドソンによってデザインされた

このチョンマークのような「スウッシュ」と呼ばれるマークは今では

若者たちに圧倒的な人気を獲得し、それがついた靴を履くことが

オシャレとされるまでになっています。

つまり、ナイキの靴の技術がどうこういうよりも、靴のデザインとロゴが

買う時の決め手になっているのです。

このマークのデザイン料がなんとたったの35ドル(約5千円)

だというのに驚きを隠せません。

これというのもキャロラインがデザインの仕事を始めて間もない頃で

デザインの仕事の相場を全く把握してなかったことによります。

それとナイキ社がこんなに成長するのも当初予想できなかった

ことが原因です。

当のナイキ社の創業者フィル・ナイトは当初このデザインが気に入らず、

ボツにしたかったのですがロゴを印刷する期限が迫っていたため、

やむなく採用した経緯があります。

それから12年後、キャロラインにナイキ社から株券とロゴをかたどった

ダイヤの指輪がプレゼントされたそうです。

ガンダムの版権は30万だった

ガンダム生みの親の富野由悠季(総監督)さんは企画案の権利を

サンライズ(現:㈱バンダイナムコホールディングス)に30万で売却したそうです。

そのため、版権に伴う収入はありません。

1979年制作のガンダムは最初の放映では全く反響がなく、再放送が終わってから

人気に火が付いたアニメとして知られており、テレビ、映画、

ガンダムプラモデルの販売で莫大な利益を今でも上げ続けています。

ガンダム生みの親なのに版権を手放したせいで印税収入が全く入って

こないという、なんだか悲しい話になっています。

映画ロッキーの版権の話

シルベスター・スタローン制作・主演のボクシング映画、ロッキー(1976年)

シリーズは実在のモデルがいます。チャック・ウェプナーといいます。

シルベスター・スタローンがそのボクサーに映画のモデルにしたので一時金と

映画がもしヒットしたら興行収入の数%のどっちか選んでいいよと言ったら、

チャックは迷わず一時金を選んでしまいました。

そして映画ロッキーの興行の成功に全くあやかることができず後悔し、

後に映画がこんだけ成功したのだからどうにかならないか

とスタローンに掛け合うも後の祭りだったという話をどっかで見かけたのですが、

不思議なことにその話が今どこを探してもありません。

代わりにロッキーのプロデューサーとシルベスター・スタローンがいまだに

版権で揉めているという話が話題になっていました。

シルベスター・スタローンが映画制作時に版権を売り渡したらしく、

その代わり興行収入からの大金は手にしたようです。

まとめ

このように、版権による利益を最初に手にするべき人が逃すという話

は枚挙にいとまがありません。

版権ビジネスはとても大事です。創業者として利益を確保するには

この一番最初の交渉が決定的に重要になってきます。

でも、その芸術作品が売れるかどうか、映画やテレビ番組がヒットするかどうか

将来いくらの価値が発生するのかなんて誰にもわかりません。

だからこそ、発明者、制作者、創業者利益を逃す人が多いのです。

こういう不透明、不確定の分野においても、身近な税理士に相談しましょう。

版権に詳しい税理士なら値付けも間違えません。

実際の権利関係の話になると弁護士、司法書士の出番になりますが、

窓口は税理士になります。税理士が上手く版権に関わる商売をする人を

サポートすることが重要になってくるでしょう。

最近の出来事

人形町で有名なシュークリーム店でシュークリームを買いました。1個280円から320円に値上がりしてました。上野のシュークリーム店は1個180円です。価格差ほど味はそこまで違わないように感じました。

こないだ、自分のいびきを自分で聞きました。薄い意識の中で「ンゴ~」とものすごい音がするので「誰?」と思ったらほかでもない自分が出していた音だったという。

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