税理士になったら友達100人作るべきか

営業力が必要とは言うけれど

税理士になったらその商売の特徴から、人脈を増やすことが推奨されます。

そのため、手っ取り早く知り合いを作ることによって顔を売り、

なんかあったら声かけてくださいと名刺を大量に配ることが定石とされてきました。

ここで人脈営業という誰もが一度は遭遇する営業に出会うことになります。

友達価格になってしまってないか

どうしても拡大路線をとるのなら、無理やりにでも知り合いを100人といわず、

1,000人でも作るべきでしょう。

でもその人脈営業をして、仮に幸運にも顧客になってくれる人が現れたとして

友達価格ではなく、最初から通常の料金を提示できますか?

みてたらほとんどの人がかなりのディスカウントをしています。

私もそうでした。おそろしいほど割り引いて、全く採算が取れない仕事に

なってしまったことが何回もあります。

知り合いになって人間関係が浅ければ浅いほど、遠慮して安くするのが

人情なのです。

あなたは知り合って間もない人に強気の価格を提示できますか?

人脈というからには、料金が割高だとの悪評が広まるおそれもあります。

経験の浅い税理士にはそういう芸当をするのはまだ無理なのです。

友達は増やさなくていい

なんでこういうことを言うのかというと、人脈営業をして

365日朝も昼も夜も働いて顧客を増やし続けた結果、てんてこまいになり

顧客には薄利多売をやりすぎて全く採算がとれず、赤字の事務所を作って

しまった人を知っているからです。

人脈営業が自分の首を絞めてしまっているケースです。

利益を出そうと思ってやったことが逆に赤字を計上する羽目になる、

しかも猫の手も借りたいくらいの状態になっています。

そういうことになるくらいなら知り合いや友達は無理に増やさなくていいのです。

元々税理士に社交的な人は少なく、急にそういう人脈路線に行っても

大して上手くいかず、逆に余計な人間関係が増えてストレスになる人が多いです。

学生時代以外で友達を作ることは難しい

社会人になってから友達を増やすことは難しいです。

ただでさえ、それまでいた友人を維持することすら難しいのに

新しく作るのは至難の業です。

やるとしたら過去の人間関係を大事にすることが良いでしょう。

過去に同窓だった友人、連絡が絶えていた友人などに当たるのは

今から作るよりもハードルが低いのでやってもいいかもしれません。

まとめ

友達100人作ろうと意気込んでも最初だけで続きません。

ならば、素の自分で行くしかないのです。

人脈営業をするということはずっと続けないといけないのです。

その路線に行った人を見ましたが、いつも電話がひっきりなしに

かかってきてました。そういうのが好きな人ならいいのですが。

私の場合、要所要所で力の入れ具合を変えています。

人脈営業に全振りするのではなく、少しだけ意識してやると効果的です。

ただし同業の知り合い、友達を増やしても営業には全く寄与しないので

気を付けましょう。

編集後記

完全にプライベートでできた人脈らしきものから仕事の相談がきそうな気配です。

うーん、全くそうなると予想していませんでした。

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