社会人から資格を目指す時に大切なことはいったい何か

当時は転職市場もあまりなかった

今、社会人を3年以内でやめても転職エージェントを頼って

いろんな会社に横滑りで入ることができます。

ところが、私が会社を辞めた2003年はまだそのような環境ではありませんでした。

いったん会社を辞めることは社会的にかなりの先行き困難を意味するので、

それもあって上司から無謀としか見られていませんでした。

資格をとる道以外に元のレールに戻ることはありえなくなったのです。

誰も執事が資格をとれると思ってなかった

会社の上司達は間違いなくとれないと信じていました。

自分でさえも未来が見えませんでした。

しかしたぶん、3年くらいでいけるんじゃないかという目測はありました。

それは…大きな間違いでした。

2年浪人し東京に移動する

京都での浪人生活に飽きていた私は、新たな目標を求めて東京へ移動します。

何を思ったのか会計士を目指す早大院に入ったのです。税理士はとれると踏んで。

そこで奇妙な光景に遭遇します。

そこにいたのはなんと数年前の自分でした。

具体的には就職と資格取得のはざまで揺れ、浮足立つ友人達でした。

私は就職という選択肢は完全に絶って勝負しにきていたので

そういう心に迷いのある過去の自分とは決別していました。

しかしこの時資格のみに絞ったため、それ相応の苦しみを味わうことになります。

浪人中、完全に開き直る

それ以後、なかなか受かることはなかったのですが、開き直って生活していました。

そんなすぐに結果は出ないし、周りからなんと思われようとなんて見られようと

全く気にしなくなりました。

具体的には毎日たっぷり睡眠をとって、自由に受験生活していました。

自習室でも問題を解いては、ひたすら寝てを繰り返していました。

これ寝すぎじゃないかってほど寝て、長期戦に備えていました。

その結果、本当に長期戦になってしまいました。

これには理由があって、難関資格の場合、ある程度の実力になると

自分にチャンスが巡ってくるまで、

自分の得意な問題を出してくるまで、

辛抱強く待ち構える姿勢にならないといけないのです。

精神面で動揺をしないことにした

ある時、予備校の飲み会があって、

そこで看護師をしながら受験をしている女性がいました。

その人は3年連続A判定で簿記論を落ちていて落ち込んでいました。

講師もその人にもうすることはないくらい実力があるんだから

現状維持で頑張りなさいと励ましていました。

合否ギリギリで3回も落ちるなんてなんて運が悪い人なんだと、

自分は絶対にそういう目にだけはあいたくないなと思ってみていました。

すると、不思議なことに自分が本当にその後3回連続簿記論A判定をとってしまったのです。

その立場になってみて、あ、こういうことなのね、

と妙に納得したのを覚えています。

最悪の状況になっても他人もそうだったと、

えてして自分もそうなるもんだと自分に言い聞かせられました。

大学受験で浪人を経験しなかったので浪人が頑張れた

私は大学受験で浪人を経験しなかったゆえに、その時最大限の力が発揮できた

とは言えませんでした。

そしてその後悔から資格試験だけは石にかじりついてでも浪人を貫くと

決めていました。

社会人経験があったので、目の前にどんなに好条件の優良企業の就職をぶらさげられても

それに飛びつくことなく資格試験に邁進できました。

まとめ

社会人から資格試験というと私の時は背水の陣で無謀、というものでした。

実際友人達もそういう目で見ていたと思います。

執事さんは高齢で浪人してるけど、大丈夫なんだろうか?と。

たぶん、友人たちの中で私をみて安心していた人は多かったと思います。

しかしなんと言われようと、資格の取り方がどう言われようと、

そんなの関係ないと思ってました。

人の目を気にしてはいけません。不安になって動揺してもいけません。

社会人経験者は、図太く開き直ることこそ、活路が開けます。

そもそも、受験生活で精神面で動揺するのは今それを治すチャンスでもあるのです。

それは開業してたったひとりになった今でも最大限に活かされています。

編集後記

今日はよいお天気でした。過去の自分の経験談から今後に活かせられそうな話もしていこうかなと思います。

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